京劇の名劇、「覇王別姫」

2017-10-26

これは楚と漢が覇を争った時代の紀元前207年に起こった有名な歴史上の物語を脚色したもので、劇の主人公は楚の覇王項羽とその妃虞美人である。

軍営の帳のなかで虞美人が舞い、項羽が悲歌する場面は、劇中でもっとも精彩をはなっており、この場面の悲壮な歌とセリフは、英雄と佳人が生死の関頭に立ちながらもたがいに相手の身をおもいやるやさしい気持ちや、彼らの毅然として屈しないつよい性格をよくあらわしている。

剣をとって舞う虞美人の舞姿は、古典舞踊劇のやさしい舞い姿にきびきびした武術の型をくわえたものである。

▲主要人物

虞姫ーー梅蘭芳

覇王ーー袁世芳

「チャイナネット」より

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