北京グルメを堪能、「很久以前」で食べる串焼き

2017-11-05

中国の夏の屋台の定番といえば、「串焼き」だそうです。こんがり焼きあがった肉にかぶりつき、ビールをぐいっと!これだけだと、日本で焼き鳥を食べているのとあまり変わりませんね。一番の違いは、こちらでは羊肉がメジャーだということと、それに合わせたスパイシーな味付けでしょうか。中国の串焼きを食べてみたい!でも、いきなり屋台料理はハードルが高い・・・。今回は、そんな方にもオススメのお店を紹介しましょう。「很久以前只是家串店」という店です!

日本語にすると「その昔、ここはただの串焼き屋だった」となるでしょうか。長い名前ですね。北京の人々には前半部をとって「很(hěn)久(jiǔ)以(yǐ)前(qián)(ヘンジウイーチエン)」として親しまれています。「很久以前」は昔話の出だしに使われる決まり文句の一つでもあります。日本語の「昔々…」と同じです。

席に案内されると、何やら見慣れないものが。一つ目は、調味料の入った小袋と、専用のお皿でした。テーブルの中央にあるのは…セルフの串焼き機です!このお店では串に刺さった食材が生のまま運ばれてきて、各テーブルで焼いて食べることができるのです。

じつはこの串焼き機、串を並べると、置いた串がクルクルと回り始めました。串の根本が歯車状になっており、串焼き機の縁を回るチェーンに引っかけて回る仕組みです。これで、まんべんなく串に火が通ります。羊肉ははずせない定番メニュー。豚肉、牛肉、鶏肉ももちろんあります。中国ならではのものといえば、鶏爪子(鸡(jī)爪(zhuǎ)子(zi))はどうでしょうか。鶏の足先です。日本人が初めて見ると「ここって食べられるの!?」と驚くかもしれません。骨周りの肉はプリプリで、コラーゲンたっぷりだそう。

このお店はサラダメニューも充実していました。フルーツサラダはフルーツのヨーグルト和えに近く、女性にも喜ばれそうです。注文は、メニューに記入する形式なので、会話が苦手でも安心です。伝統的な串焼き店の、新たなスタイル。焼いて楽しい、食べて美味しい「很久以前」。夏の夜に、串焼きとビール!おすすめです。

<INFO>

▲很久以前只是家串店(台湾街店)

住所:石景山区鲁谷路台湾街内(远洋山水4号ビルの向う側)

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

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