中国をもっと知ろう~元日と旧正月の違い~

2017-12-19

日本では新年を迎えるといえば一月一日、つまり太陽暦の一年の始まりを新年と認識されています。だが中国では、昔から伝わってきた太陽によって作られた暦と月の運行によって作られた暦をあわせた独特な暦があり、今は「旧暦」と呼ばれ日常生活ではあまり使わなくなったが、大事な伝統的な祝日は依然としてこの旧暦によって決まられます。

中国では1912年から太陽暦が正式に採用され、元旦は1月1日へ移動し、旧暦1月1日は「春節」、または「旧正月」とされ、今現在に至ります。旧暦によって旧正月の日は年々変化して、たとえば2016年は2月8日、2017年は1月28日、来る2018年は2月16日と時には一ヶ月以上のズレも生じることがあります。

少し不便でややこしいではあるが、「旧正月」は依然として中国の一年中の最も大事な伝統的祝日と言えます。その違いは休みの日数からも分かり、元旦の三連休に対し、旧正月では七連休が取れ、多くの人は元旦より、春節の休みを利用して帰郷や旅行をします。日本のように紅白を見て初詣をする新年の習慣と違い、中国では旧正月が過ぎたら本当に新年を迎えたという感じが強く、そのため元日の「新年感」はどちらかというと薄いです。

一方で旧正月では帰郷や一家団欒なイメージが強いため、多くの個人的な店は春節休みの時を一時休業し、大都市では一気に人が少なくなり、どこか寂びた雰囲気まで漂いますが、元日はかえってイベントやセールなどで賑わい、特に北京のような大都会ではとても賑やかで買い物や観光にも向いてます。人が少なくなり、ゆっくりと観光名所をめぐりたい人は春節の時期に北京旅行を勧め、賑やかで大都会の雰囲気を味わいたい人なら元日のほうをおすすめします。

北京旅游网

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