おみやげは旅の思い出、中国菓子などのおみやげを買って皆でシェアして食べるのもいいのですが、記念としてちゃんと残るのも後々見ると思い出が蘇るでしょう。
そこで今回は子供が好きな、また子供に向いている北京お土産を紹介し、大人も子供もいい思い出を作りましょう。
隈取り
京劇とは北京の伝統的な演劇の一つであり、京劇俳優の顔に絵を描くことはその特徴の一つです。そういう絵は「隈取り」と呼ばれています。キャラクターによって隈取りが変わっていき、さまざまな色よりキャラクターの性格が表されます。

一般の人はなかなか顔に絵を描くことはできないのですが、その隈取りのお面をかけて京劇俳優の気分になって体験することなら簡単にできるでしょう。今、京劇の隈取りのお面は北京旅行のお土産として人気急上昇中で、しかも外国の方はよくそれを買って家の壁に飾って、インテリアとして利用するようです。そこはあえて縁日などに被って披露するのもいいアイディアでしょう。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
※お土産店やデパートなどで買えます。
虎頭枕
「虎頭枕(トラをモチーフした枕)」は中国の民間の刺繍品の一つです。作り方は普通の枕と同じだが、虎の形をしているのが特徴です。この枕は縫製がしっかりして、模様やデザインがユニークで、小さな赤ちゃんに向いています。

「双頭虎(二つの頭があるトラの枕)」、「人面頭虎(人の顔をしたトラの枕)」、「虎頭魚尾(トラの頭と魚の尾をした枕)」などの種類があり、縁起がよいものと言われ、通常は子供が使います。寝るときは子供の枕となり、普段はおもちゃとしても遊べます。
※お土産店や大型スーパーで購入できます。
兎爺店(兔の人形)
近年、北京の伝統工芸・「兎児爺」がますます多くの人に好かれるようになりました。だがあまり知られていないが、この兎児爺についてはたくさんの「伝説」があり、それではその中から一番広く伝われているものを紹介しましょう。

ある年、突然疫病が始まった北京市内。ほとんどの家庭に発病する人がいて、治療しても治りません。「嫦娥」という女神がその様子を見て、心の中はとても悲しく感じるので、玉兎を命じて人々の病気を治させました。そして玉兎は少女と化して一軒一軒の家を回ってたくさんの人を治しました。
そして、玉兎を感謝するために、人々は何かを差し上げたいが、玉兎は何にもいらなくてただ人間の服を借りるだけ、また新しい場所に行くたびに服装を変え、油を売る人の格好をしたり、占い師の格好をしたり、そして男の服装もあり、女の服装をしたこともあります。

より多くの人の病気を治すために、玉兎は馬、鹿、ライオンまたはトラに乗って都内を歩き回りました。北京の疫病問題を解決した後に玉兎は月の宮殿に戻りました。
その後、人々は泥で玉兎の像を作り、鹿に乗っているとか、空で飛んでいるとか様々な姿があり、また鎧を着ているとか、各業者の服を着ているのもあります。毎年の旧暦の八月十五日になると、玉兔を供えて、おいしい果物と食べ物を並べて、世間に持ってきた吉祥と幸福にお礼をするのが定例となり、また親切に玉兔のことを「兎児爺」、「兎児婆」とも呼ぶようになりました。
今、北京・前門には専門な店があり、兎児爺だけでなく、ほかの手作り製品も並んでいます。値段もさほど高くはなく、工芸品や部屋を飾る置物として買うお客さんも多いです。
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住所:北京市琉璃場東街45号



