張家口崇礼の冬季五輪施設を訪ねて

2020-01-02

記者はこのほど、北京2022年冬季オリンピック張家口崇礼競技エリアの国家スキージャンプセンター「雪如意」、張家口冬季オリンピック村、冬季オリンピックコア付帯施設の太子城氷雪タウン、雲頂冬季オリンピック競技場を訪れた。

国家スキージャンプセンターは崇礼競技エリアでプロジェクト規模が最も大きく、技術難度の高い競技場の1つで、最も高い位置と低い位置の落差は160メートルに達し、外観が中国古代の吉祥を象徴する「如意」に似ていることから「雪如意」と名付けられた。国家スキージャンプセンターは2019年内に最上部の鉄骨造の組み立てを終え、2020年にテストマッチの条件を満たす見通し。冬季オリンピック期間中、ここで8枚の金メダルが発生する。

張家口冬季オリンピック村は張家口市崇礼区の太子城氷雪タウンにあり、約6ヘクタールの用地が800年以上前の金代皇室御所遺跡と重なっている。冬季オリンピック村の主体構造は2019年の国慶節前に屋上部分が完成し、窓の設置作業を実施している段階で、2019年内に設置作業が終わる見通し。張家口冬季オリンピック村の主体建築は2020年10月に使用を開始し、宿泊、飲食、医療などの冬季オリンピックの生活保障サービスを提供する。冬季オリンピック村は京張高速鉄道崇礼線の太子城駅からわずか600メートルの場所にあり、10ユニット31棟の建物からなり、選手の食堂、アンチドーピングセンターなどを設置し、ベッド数は2784床となる。

崇礼太子城氷雪タウンは高速鉄道太子城駅の隣にでき、完成後は冬季オリンピック村、国家ノルディックスキー場、国家スキージャンプセンター、国家バイアスロンセンターなどの冬季オリンピックの関連施設と連結する。タウンの敷地面積は2.89平方キロメートル、建築規模は120万平方キロメートルに達し、冬季オリンピック表彰広場、冬季オリンピック塔、国家会議センター、国家リゾートホテル群などがある。

北京冬季オリンピックの期間中、崇礼太子城氷雪タウンは中心エリアの関連保障業務を高い基準で請け負う。期間中に任務を遂行するだけでなく、タウンはシステム、豊富な活動を通して持続可能な発展を実現し、国際レベルのスポーツタウンとなる。崇礼太子城氷雪タウンは2020年9月30日に運営開始予定。

崇礼雲頂冬季オリンピック競技場は2019年10月、全6本の競技レーンが完成し、2019~2020シーズンで開放される予定。国際スキー連盟ワールドカップ、アジアカップなどを開催し、中国のフリースタイルスキーとスノーボード国家代表イームの雪上トレーニング基地となる。北京市と張家口市が冬季オリンピック招致に成功してから、雲頂スキー公園は2022年冬季オリンピックのフリースタイルスキーとスノーボードの競技場になることが決まった。モーグル、エアリアル、スノーボード・ハーフパイプ、スロープスタイル、パシュート、大回転など6つの競技がここで開催され、20枚の金メダルが発生する。そのほか、雲頂スキー場には、雲頂ホテルを改装した張家口山地メディアセンターもある。

中国網日本語版(チャイナネット)

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