外交部の趙立堅報道官は12日、注目を集めている広東省の在住アフリカ人への対応問題について、「すべての外国人在住者を平等に対応する。一部の外国人在住者を特定して、差別的に対応するいかなる行動にも反対する。差別的な言動は断じて容認しない」と中国政府の姿勢を示しました。
趙報道官は、「新型コロナウイルスの感染抑止対応において、中国政府は在住外国人の身の安全を非常に重視しており、外国人在住者全員を平等に扱っている」と強調しました。
また、「一部のアフリカの友人が関心を寄せている問題について、広東省は非常に重要視しており、いち早く調査を展開するとともに、関連する予防活動の向上に力を入れている。健康観察用の宿泊ホテルの指定や経済的に困難な人への宿泊費用を適切に減免する対策を取っている。このほか、広州駐在総領事館とも意思疎通のシステムを設けている」と指摘しました。
さらに同日、駐ナイジェリア中国大使館の報道官は声明を発表し、「4月10日、周平剣大使は要請に応じて、フェミ・グバジャビアミラ下院議長と会談した。その際、ともに関連の映像を確認したところ、中国側の感染対策担当者の対応は妥当で、不適切なところはないことで一致した。感染予防活動に対して、中国公民だけでなく、中国在住外国人からの理解、支持、協力も必要である。外国人在住者は地域の防止活動に関する規定を厳格に遵守する必要がある」と示しました。(朱 星)



