東興楼は1902年にオープンし、山東料理をメインに提供し、当時の北京屈指の高級レストランであり、「八大楼（東興楼、泰丰楼、致美楼、鸿興楼、正阳楼、新丰楼、安福楼、春華楼という北京の八つの有名なレストラン）」のトップと褒められています。

梁実秋、唐魯孫、斉如山などは自著の中で東興楼の美味しい料理についてよく言及しました。さらに林語堂は文章の中で「東興楼の芙蓉鶏片（有名な山東料理）を食べたら、この鶏は死ぬ値打ちがあると思うようになりました」と綴りました。ここから、料理の腕を垣間見ることができます。

1983年8月、40年間閉店していた東興楼は東直門大通りに再び開業しました。今でも東興楼は相変わらず北京随一の山東料理レストランであります。イリコのネギ焼き、団子のから揚げ、九転大腸（豚の腸の醤油煮）、爆三様（豚ヒレと豚バラと豚レバーの炒め）などの定番メニューはどれもとても美味しいです。

住所：北京市東城区東直門内大街5号【呉歆沁（実習） 訳】