袋から出したらすぐ食べられる便利さがあるからこそ、ブランド企業が弁当開発に力を添えました。最近、北京の老舗菓子店「稲香村」は「吾掌勺」と協力し「稲香小弁当」を開発しました。若年層消費者、コミュニティの消費者団体に近い続けるため、試行錯誤を重ねて、新商品開発に引き続き取り組んでいます。北京商報が報じました。

北京商報の記者によりますと、稲香村の一部の店舗では、午前11時から稲香村の弁当を販売しており、その外観が昔のアルミ製の弁当箱を模したものだということです。現在、稲香村の弁当は、2種類の炒め物とご飯がセットになった6つのパッケージがあり、料理によって18.8元、22.8元、28.8元の3つの価格帯に分かれています。また、それぞれのお弁当には、その場で温めるタイプと冷凍タイプがあります。

稲香村の弁当を購入した消費者が、北京ビジネスニュースの取材を受けたところ、次のように話しました。稲香村の弁当に入っている牛肉は十分な量であるが、持ち帰ると電子レンジ加熱の火加減のコントロールが難しく、ご飯がパサパサに見えるなどの問題があるということです。コンビニで売っているお弁当と比べると、改善の余地がある」と話しました。

業界関係者の分析では、北京稲香村は若年層の市場拡大を目的とした弁当グッズを販売し始めました。近年、北京稲香村は若い消費者のニーズにますます注意を払い、伝統を継承すると同時に、革新と研究開発を組み合わせて市場のバランスを取っています。ビッグデータの分析により、収集されたお客様のご要望に応じて、製品のオンライン販売に適した製品を発売します。生産面では、輸送中の製品の整合性を確保するために、製品の携帯性をさらに高めるために、事前にパッケージ化された製品の形をとります。

若い顧客層にアピールする古いブランドは新たな販売チャネルを求め、若い消費者に人気のある新種は古いブランドの変革にピッタリです。2019年の元宵節では、「北京桃香村」が、「盒馬鮮生」が提供するビッグデータに基づいて、若者に適した新しいフレーバーと個体包装を追加しました。盒馬鮮生の店舗で販売されているローズバラや黒ごまなどの伝統的なフレーバーに加えて、ミルク味の湯円を追加しました。若い消費者の食生活に対応するため、従来の1箱20枚入りのパッケージを1箱10枚入りに変更しました。

昨年の端午の節句を前に、北京桃源郷では現場で作る粽を発売し、多くのサラリーマンや若者の朝食となりました。これに加えて、過去2年間で、多くの古いレストランブランドは、技術革新を求めて、若い消費者の間の粘着性を高めるために、ネット上の販売、サブブランドを開く、アップグレードするなどして、いろいろな試みをしました。業専門家は、伝統と革新のバランスをとることは、ほとんどすべての老舗レストランブランドが直面している問題だと指摘しています。

泰山教育革新研究所の王清林所長は、「時代によって消費者の価値観のニーズは異なり、現在は特に若者の消費者ニーズが重要です。消費者市場の変化の中で、古いブランドは、時代の発展に追い出し、発展の余地を持つために、継承を基盤とした革新を行うべきです。」と述べました。

中国人民大学の助理教授である王鵬は、伝統的な老舗ブランドは、自社のクラシックな製品をしっかりと作りながら、新製品の開発と革新を行うべきだと考えています。市場化の過程では、新製品を作り出し、消費者のニーズを満たすにはさまざまな商品を開発していかなければなりません。また、老舗は、製品の種類を増やすことで、市場における潜在的な顧客層を開拓・拡大すべきだと話しました。【韓晴(実習)　訳】