北京の老舗:創業100年超の「紫光園」

2021-06-17

1912年(民国元年)に開業された紫光園は北京市紫光園飲食有限責任公司の傘下ブランドです。ハラル対応の北京料理をメインに、チェーン展開でハラル対応の北京料理、北京軽食、ハラル朝食などを提供しています。

1984年5月、設立登記を経て、北京市紫光園飲食有限責任公司は立ち上げられました。董事長の艾興は「民に源を発し、民に恵みを与える」という初心を銘記し、「旨み、安さ、民への恩恵、百年の伝承」を堅持し、本場の伝統的な北京料理を代々受け継ぎ、お客様のニーズの変化に合わせて料理の特色ある風味を生かし、新しいメニューを次から次へと打ち出します。2020年初頭時点で、北京には70軒以上の店舗があります。

それでは、この老舗の醍醐味を一緒に探りましょう。紫光園団結湖店は団結湖公園の斜め向かいに位置しています。近くにはいろいろな飲食店がありますが、紫光園の前にはいつも長蛇の列ができます。掲げられた「紫光園」という木製看板で老舗ブランドのイメージを演出します。

満席率100%を誇るこの店の料理は美味しいに違いないでしょう。

店の入り口には朝食と惣菜を中心としたテイクアウトの窓口が設けられています。店員さんによると、とりわけ「ナツメ餅(中国語表記:甑糕)」は大人気です。

お客様が安心して美味しく召し上がれるよう、入り口にはセミオープンキッチンが設置されます。透き通ったガラス窓を通じて店の衛生状況をチェックできるようにします。

実店舗に限らず、紫光園のオンラインデリバリーの人気にも火が付きます。

席に着いたら、豊富な料理に目が眩みます。

舌触りの良い「杏仁豆腐」はキンモクセイの蜂蜜漬けに添えられ、清涼感たっぷりのシャリシャリした食感、甘くかぐわしい香り、とろけるような口当たりがあり、もはや絶品です。

素材の色合いや組み合わせによって、料理をよだれが出るほどおいしそうに見せます。栄養バランスのとれた食事作りにも創意工夫を凝らしています。

伝統的な北京料理「炒疙瘩(棒状に練った小麦粉を手や包丁で小さな塊にして茹で、切り揃えた野菜、肉などと一緒に炒めた料理)」、は紫光園の看板料理です。もちもちムギュっとした食感があり、食べれば食べるほどはまる味です。

スズキのピーマン蒸しは人気のある一品です。あっさりとした味に仕上がります。口に入れると、とろけるような食感が楽しめます。魚の骨が見事に抜き取られた蒸し魚から、老舗の料理人の腕前が窺い知れます。

以上の美味しい料理は手軽な値段で味わえます。ぜひ足を伸ばして食べてみてください。【図文/宋砚凝 訳/呉歆沁】

北京旅游网翻译

モデルコース
人気おすすめ