地下鉄で巡る旅:北京地下鉄5号線沿線を散策!

2021-06-28

北京地下鉄5号線は、北京の市街地を南北に貫く路線で北京市の宋家荘駅から天通苑北駅までを走る地下鉄路線であり、北京オリンピックにあわせて新たに整備された路線の中で最初に開業したものであります。沿線にはオリンピックのメインスタジアムや関連施設などがあり、1号線と並んで北京の市街地を南北に結ぶ大動脈となります。地上区間は大屯路東駅 - 天通苑北駅 - 太平荘車両基地で、他は地下区間となっています。

北京地下鉄五号線の概況:

沿線の駅:宋家荘駅(10号線、亦荘線に乗り換え)―劉家窯駅―蒲黄楡駅(14号線に乗り換え)―天壇東門駅―磁器口駅(7号線に乗り換え)―崇文門駅(2号線に乗り換え)―東単駅(1号線に乗り換え)―灯市口駅―東四駅(6号線に乗り換え)―張自忠路駅―北新橋駅―雍和宮駅(2号線に乗り換え)―和平里北街駅―和平西橋駅―恵新西街南口駅(10号線に乗り換え)―恵新西街北口駅―大屯路東駅(15号線に乗り換え)―北苑路北駅―立水橋南駅―立水橋駅(13号線に乗り換え)―天通苑南駅―天通苑駅―天通苑北駅

1.天壇

天壇は、北京中心部の南東部に位置する宗教的な施設です。明・清両王朝の皇帝が毎年天地の神を祀り豊作を祈った場所で、その敷地面積は約270万㎡。地を治める皇帝が、天を治める天帝から天命を授かる神聖な場所でした。最初に建てられたのは、明代の永楽帝(1368 - 1644)治世の 18 年目である1420 年です。明の嘉靖帝と清の乾隆帝の治世中に増築と再建を行われたことがあります。1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

天壇の建物は「回」の字型に配されており、内外の二つの壁が敷地を囲みます。外壇の門は当初、皇帝が祭天のときに出入りした正門(西門)だけでした。主要な建物は中心軸の南端と北端にあります。最も壮麗な建物は、南から北に圜丘壇、皇穹宇と祈年殿です。

入場料:

ピーク シーズン (4 月―10 月): 15 RMB;コンボチケット: 34 RMB

オフシーズン(11 月―3 月): 10 RMB;コンボチケット: 28 RMB

電話番号:010-67012483(昼)010-67013036(夜)

営業時間:

ピークシーズン(4月~10月):6:00~21:00

オフシーズン(11月~3月):6:30~21:00

住所: 北京市東城区天壇東里甲1号

アクセス:

地下鉄での場合: 地下鉄 5 号線に乗り、天壇東門駅で下車し、A 出口に出ると、天壇公園の東門をすぐに到着できます。

バスでの場合:

南門: バス17、36、53、62、122、141、958、または200外環線に乗り、天壇南門駅で下車します。

西門: 2、7、20、36、53、71、72、90、93、120、141、専153及び622のバスに乗り、天壇西門駅で下車します。

北門: 6、34、35、36、72、106、または 110 番のバスに乗り、天壇北門駅で下車します。

予約: 新型コロナ感染拡大防止期間中、ウィチャットでの公式アカウントを通して事前に予約する必要があります。(身分証明書必要)

2.史家胡同博物館

史家胡同博物館は明の時代からその名を歴史書に刻む名門胡同、史家胡同にある小さな博物館であります。2013年10月 19日から一般公開されました。古き良き四合院造りをそのまま残し、何とも風情のある佇まいです。史家胡同24番目の中庭は、かつて民国時代の有名な才女、凌叔華の邸宅でした。主な展示は史家胡同の歴史や、過去にこの界隈を拠点として活動した作家たちの紹介などです。

元の建築構造に基づいて建てられたこの博物館には、歴史の流れ、有名人の物語、過去と現在の生活などの方面を主題としたホールが8つあります。またオーディオルームで胡同ならではの「音」を聞ける、ユニークな設備を設置されております。都会の喧騒を離れてゆっくりと「老北京」(古い北京)の文化に触れ合うことが可能ですから、史家胡同博物館は多くの観光客を魅了しています。

入場料:無料

電話番号:010-85175790、010-65251069

営業時間:9:30~12:00 14:00~16:30 火~日曜日(月曜定休)

住所: 北京市東城史家胡同24号院

アクセス:

地下鉄での場合:地下鉄5号線「灯市口」駅A出口から東へ徒歩約10分で到着します。

バスでの場合:104 番バスに乗り、米市大街駅で下車します。

予約:事前にウィチャットでの公式アカウントを通して予約する必要があります。

3.茅盾故居

茅盾は、中国の小説家、評論家です。本名は沈徳鴻、字は雁冰です。中国現代史と当時の人間関係を描いた小説を多く書き、代表作に『子夜』、『霜葉は二月花よりも紅く』などがあります。1974年に引っ越してきてから1981年になくなるまでここに住んでいました。

現在は当時の生活空間がそのまま展示場となり、遺品や豊富な資料で茅盾の多彩な文学活動の足跡を紹介しております。伝統的な北京の文人の暮らし向きを知るうえでも貴重な見所であります。入口西側には「子夜書屋」とレンガ塀に書かれた書店があり、茅盾の生涯に執筆した多数の作品や記念品が販売されております。書斎や寝室、応接間などが生前のままに復元されており、彼の写真やその他の資料が展示されております。

入場料:無料

電話番号:010-64040520

営業時間:9:00~16:00火~日曜日(月曜定休)

住所: 北京市東城区交道口后圓恩寺13号

アクセス:

地下鉄の場合: 地下鉄 5 号線で北新橋駅まで行き、D出口に出て徒歩15分で到着できます。または地下鉄5号線張自忠路駅で下車します。

バスでの場合: 104、107、108、113、124 番バスに乗り、交道口駅で下車します。

工美ビル

「工美ビル」は北京市西長安街の復興門の立体交差橋の傍に位置するショッピングモールです。王府井大街の南端に位置する工美ビルは地上9階と地下4階があり、建築面積は32,000平方メートルで、商業面積は約20,000平方メートルです。

1954年の開店以来、工美ビルは「文化とともに繁栄する事業」という発展の道を歩み続けてきています。

工美ビルは優れた伝統文化を発展させることを賢治氏、芸術品や工芸品の特徴、特に北京の芸術品や工芸品の特徴を強調することに焦点を当てています。ビルは、「燕京八絶(玉石彫刻、象牙細工、七宝焼き、堆朱、金泥象眼、金属工芸、北京刺しゅう、宮廷じゅうたんといった八大工芸品)」という北京の代表的な工芸品を導入し、「燕京八絶」の販売エリアを継続的に拡大しています。建物の営業面積の約2万平方メートルのうち、50%が「燕京八絶」です。

入場料:無料

電話番号: 01065233016

営業時間:9:30~21:30

住所: 北京市東城区王府井大街200号

アクセス:

地下鉄での場合:地下鉄5号線に乗り、東単駅で下車します。

5.中国美術館

中国美術館(NAMOC)は「中国芸術の殿堂」と呼ばれており、その名前だけでも重要性が一目瞭然です。

1958年に建てられた最初の国家重点美術館の一つとして、アンティークなロフト風の建物と黄色い釉薬のかかった瓦屋根が特徴です。遠くから見ても重厚な歴史感が感じられ、絵画と建築の両方を楽しむことができます。21の展示ホール、総計6,600平方メートルの展示面積、古代から現代まで、中国から海外まで、ここは中国画、油絵、版画、彫刻、デッサン、撮影、グワッシュ、凧、陶芸、刺繍など11万点以上の芸術作品が展示されています。

中国美術館は、展示、収集、研究、教育、国際交流及び芸術品の修復などの役割を果たします。中国で一番重要な美術館であるだけではなく、文化交流や普及のプラットフォームでもあります。

入場料:無料

営業時間:9:00~17:00(最終入場:16:00) 火~日曜日(月曜定休)

住所: 北京市東城区五四大街1号

アクセス:

地下鉄での場合: 地下鉄 5 号線または 6 号線に乗り、東四駅で下車し、E出口に出て西に約5分間歩きます。

バスでの場合:

1.103や111 番バスに乗り、美術館駅で下車します。

2.2、104と108 番バスに乗り、美術館北駅に降ります。

3.60、82または112番バスに乗り、沙灘北岸駅まで行きます。

予約:公式サイトまたはウィチャットでの公式アカウントを通して予約します。

文・北京旅行網

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