春が来ましたね！北京旅行なら絶対に長安街へ。長安街は北京市メイン区域の東西軸線で、天安門城楼を中点として、東と西の二段階に分けられています。西長安街は西単十字路を起点とし、天安門城楼の南側をまで続いていきます。東長安街は天安門城楼の南側を起点とし、東単十字路まで至っています。

天安門と故宮は人々によく知られている長安街沿いの有名観光地です。たとえこの二か所を観光せず、長安街を散歩し、体に降り注ぐ太陽の光を感じるだけでも、最高に素敵です。

長安街に絶対に見逃せない観光地はこの二つのほかにも色々ありますよ。一緒に見てみましょう！

中国国家博物館

中国国家博物館は北京市の天安門広場東側、長安街南側に位置する収集、展示、研究、考古学、公共教育、文化交流などを統合した歴史と芸術の総合博物館で、人民大会堂と向き合っています。

中国国家博物館は建築面積が世界最大の博物館で、総建築面積は約20万平方メートルあり、総敷地面積は7万平方メートルあります。建築の総高さ42.5メートルで、地上5階、地下2階です。

現在のところ、所蔵品は140万点以上あり、古代文物、近代文物、書籍・古籍、美術品などさまざまなカテゴリーにわたっています。そのうち、古代文物所蔵品が81.5万点（セット）、近代・現代文物所蔵品が34万点（セット）、書籍・古籍などが24万点（冊）、合わせて6000点（セット）の一級文物があります。

近年、特に第十九回党大会以降、中国国家博物館は、革命文化や現代の先進文化を反映する代表的な物証の収集に力を入れており、社会に向けて文物を募集しています。毎年の平均募集量は古代文物約50点、近代・現代文物や芸術品約1000点です。

豊富な研究資源や強固たる研究基礎、充実な研究力を持つ中国国家博物館は、中国の博物館事業の発展において先頭を切る存在です。

日壇公園

日壇、朝日壇とも呼ばれるこの祭壇は、北京朝陽門外側の南東に位置しており、明と清の時代の皇帝が太陽の神を祭祀したところです。日壇は明の時代の嘉靖九年に建設が始まり、北京市の名所旧跡「五壇」（南城の天壇、北城の地壇、東城の日壇、西城の月壇、皇城の社稷壇）の一つです。明と清の時代の皇帝は毎年春分の日になるとここで太陽を祭る行事をしていました。

公園ではあずまや、噴水があり、草木や山水の風景が調和をとっています。夕日の光を浴びている日壇公園は歴史感の溢れる壁としたたるような新緑で観光客を迎えています。

国家大劇院

中国国家大劇院は北京市天安門広場の西側に位置し、中国国家舞台芸術の最高峰の殿堂です。国家大劇院には4つの劇場があり、中央にあるのはオペラハウスで、東側はコンサートホール、西側は芝居シアター、南ゲートの西側は小劇場です。4つの劇場はそれぞれ独立しつつも、空中回廊で結ばれており、芸術展示コーナー、芸術交流センター、オーディオビジュアル商店なども揃っています。

中国国家大劇院は伝統と現代、ロマンと現実を融合させた斬新な外観が設計され、まるで長安街に訪れた「天からの来客」のようで、人々を驚嘆させます。楕円形の主体構造に水の澄んだ池、すべて緑地樹木や花などに囲まれています。人と人、人と芸術、人と自然が調和をとるという設計理念が反映されています。

世界最大のドーム：鋼構造のドームが全体重さは6475トンにも達し、東西の長さは 212.2メートルで、世界最大のドームです。

北京で最も深い建物：大劇院の地下最深部は-32.5メートルで、地下で10階分の深さを掘ったことに相当し、北京で最も深い建物となっています。

アジア最大のパイプオルガン：コンサートホールにあるパイプオルガンは6500本のパイプを持ち、アジア最大のパイプオルガンです。生産価額は3000万元にも達しています。

王府井大街

王府井商店街は何百年もの歴史を持っている中国有名な繁華街で、北京では「金街」とも呼ばれています。

APM、東方新天地、ロッテ銀泰百貨（乐天银泰百货）など巨大デパートやショッピングモールが立ち並び、国内外の各ブランドが勢ぞろいしており、まさに「ショッピングの天国」です。

一本の長い通りが中華民族の転変を経て、中華人民共和国の成長を裏付けていました。まるで字のない本のように、歴史の風雨の中で一世紀たたずんできました。輝いているマークのように、民族の復興を六十もの春と秋の年月に書き込んでいます。これこそ長安街で、深遠たる意義が授かった「神州第一街」です。

この長い通りは、中国で最も大切な政党・政府機関や金融機関、ビジネスセンター、重要企業、文化施設、歴史建築などをつながり合い、北京、ひいては中国の最も重要な窓口となっており、新中国の新様相を浮き彫りにしています。【許洱(実習)　訳】