北京の公園へ百花繚乱の魅力を感じましょう!

2021-03-22

北京市の春は、何百もの花が美しさを競い合う季節です。桜、木蓮、桃の花、杏の花、ベゴニアなどが競って美しく咲き誇り、春の日を彩ります。公園を歩いていると、霞のようなピンクの桃の花、玉のような白い花が見えます。木蓮の花がかわいくて香りがよく、お花見の人々が帰りも忘れてしまいほどリラックスすることができます。  

玉淵潭公園  

玉淵潭公園は北京市海淀区の西三環中路に位置します。東門が釣魚台国賓館に隣接しており、西門が西三環路の中路に位置し、道路を挟んで向かい側には中央電視台があります。玉淵潭公園は長い歴史を持ち、豊かな水と美しい景観に恵まれた広い公園です。  

北京でお花見をするなら、絶対に「玉淵潭公園」は見逃せません。様々な品種の桜があり、開花期間も長いため、春の北京で最も美しい桜を楽しめる場所のひとつです。25ヘクタールの敷地に2,000本以上の桜が植えられている玉淵潭公園の桜は、中国でも規模が大きい桜の名所であり、北京の有名な「桜八景」の一つでもあります。  

毎年4月になると、玉淵潭公園では桜が雲や霞のように咲き乱れ、桜の文化活動もあり、国内外の観光客が桜を見に訪れるようになり、まるで春の北京の美しい名刺のようになっています。  

1970年代から1980年代にかけて、玉淵潭公園は一般に開放された公園としての役割だけでなく、国際的な文化交流という、より広範囲な機能も果たしてきました。1972年の中日国交正常化の際、当時の日本の田中角栄首相が訪中し、北海道から山桜の大木1000本を選んでプレゼントし、この桜は天壇、日壇、紫竹院などの公園に配られ、玉淵潭公園には180本が割り当てられました。ほかの所の山桜が北京の気候に適応できず、木も死んでしまいました。玉淵潭公園の桜だけが生き残りました。1994年4月には、日本大使、経済参事官、文化参事官、公使など8名の政府高官が北京市の指導者と一緒に花見に訪れ、「桜は友情を広げる」という碑文を残しています。

2019年、玉渊潭公園は新たな景勝地「桜花谷」を建設し、皆に驚きをもたらしました。「桜花谷」は玉渊潭公園の南西部に位置し、元々は廃墟となった親水公園です。ここでは、桜の景勝地全体の拡大を実現できるだけでなく、北西部に集中するお花見の人々を南西部に整然と導くことができます。

新景勝地の面積は19,000平方メートルで、沈床式庭園となっています。デザイナーは、沈み込んだ地形と傾斜を利用して、「桜の坂」という特徴的な景観を作り出しました。現在、この景勝地には、「陽春」や「紅華」など20種類近くの桜が新たに植えられ、200本以上の植物が植えられています。桜以外にも、合計2,000本以上の常緑植物や低木が植えられており、一年中、景勝地の中心に特別な花が絶え間なく咲いているため 、このエリアは将来、公園の花が最も集中し、単位面積当たりの植物の種類が最も多い地域になるから、「桜滴花谷」と呼ばれるようになりました。

長く曲がりくねった木の歩道、千鳥格子の花畑、黄色と紫が絡み合った花畑は、暖かい日差しの下で特に鮮やかです。

住所:北京市海淀区西三環中路10号

アクセス:地下鉄1号線または地下鉄9号線の「軍事博物館」駅降りすぐに着きます。

北京植物園

毎年春になると、北京植物園には蠟梅、桃の花、桜、チューリップなどが咲き乱れ、絵のように美しい風景が訪れた人々を魅了します。

北京植物園にある「卧仏寺」は、首都で蝋梅を楽しむ名所として、常に人気があります。 今から1300年以上前、唐の時代の貞観年間に建立され、まさに千年の歴史を持つ寺院です。景勝地には、素心、香口、犬歯など100種類以上の梅の木が植えられています。

1990年代以降、北京植物園では、河南省鄢陵、江蘇省、四川省から蝋梅を導入し、卧仏寺とその周辺の景勝地に植えています。梅の花が満開になると、お寺は香りに包まれ、人々に清々しい気持ちをさせます。

千年の歴史を持つ静かなお寺と鮮やかな黄色の蝋梅が組み合わせ、美しい冬の絵を描いています。お寺の隅や壁で蝋梅がひきだって、上品で精巧、静かで美しくように見えます。卧仏寺を歩き回り、「暗香浮動」を楽しむことは、冬には本当に大きな幸せとなります。

また、北京植物園は世界で最も多くの種類の桃の花を保有しており、桃の花が満開になる3月末には、紅白の桃、赤い桃、長寿の桃、菊の桃など70種類以上の桃の花が競うように開き、黄色の連翹、ピンクの楡葉梅や桜、紫や白のライラックなどと一緒にカラフルな絵のように見えます。

植物園で桃の花を楽しみたいなら、曹雪琴記念館の西側にある「桃花渓」がおすすめです。石階段に沿って小川が流れ落ち、そのせせらぎが両脇の桃の花を映し出します。爽やかな風が吹いてくると、煙霞のような花びらが清流に浮かんできます。花の流れの中を泳いでいると、まるで桃源郷にいるような、夢のような、美しい空間になりますよ。

北京で桜を楽しむなら、玉淵潭公園のほか、北京植物園もいいでしょう。桜だけでなく、いろいろな種類の花が一緒に開いていて、これが本番の百花繚乱です。北京植物園には、南湖で春を見て、北湖で秋を楽しむという伝統があります。3月は、南湖の風景が最も美しい季節です。柔らかな緑の柳の枝とピンクの梅の花の中に、一本の桜の木が点在していて、一歩一歩進んでいく風景が違います。遠くの緑の山々が湖に映り、まるで美しい絵画のようです。しばらく湖畔に座って鑑賞したり写真を撮ったりしていると、まるで絵画の中を泳いでいるような気分になります。

4月中旬になると、北京植物園の科学館西側に40万本のチューリップが咲き始め、見ごろを迎えます。チューリップの展示面積は全体で8,000平方メートルを超え、130品種以上のチューリップを展示されています。様々な色のチューリップが、まるで色とりどりの花の波が押し寄せてくるかのように、地形に合わせてうねっています。

チューリップの開花期間中、市民や観光客は美しいチューリップの海を楽しむことができるだけでなく、チューリップの特別な文化的・創造的製品を購入することができます。植物園の東南区にあるクリエイティブショップでは、チューリップブローチやチューリップブックマークなど、チューリップをモチーフにしたクリエイティブ商品が人気です。また、植物園の東南門外にある「園芸生活館」では、満開のチューリップを買うことができます。また、生活館には様々なガーデニングの道具や材料が並んでいるので、チューリップと一緒に買って帰り、ガーデナーの楽しさを体験することができます。

住所:北京市海淀区向山南路

アクセス:西郊線に乗り、北京植物園駅で降りすぐに着きます。

北京オリンピック公園

「緑の肺」と呼ばれる北京オリンピック公園は、多くの人が花を楽しむために来ています。北京オリンピック公園では、毎年春になると素晴らしい「春の花祭り」が開催されます。桜、ベゴニア、ライラック、黄梅、モクレン、連翹、桃の花、杏花など、色とりどりの花が競って咲き、その香りで花の海を形成します。

また、公園の斜面や林の下には、2月のランやアヤメ、タンポポや未知の野草などが広く植えられており、公園全体を鮮やかに彩っています。

多彩な花々に加えて、ウォーキングも北京オリンピック公園の特徴のひとつです。南公園の5km、南北10km長の歩道は、あらゆる種類のウォーカーに適しています。南公園の環線にはプラスチックのトラックがあり、より運動しやすくなっています。 一方、北公園の歩道は比較的静かで、長距離トレーニング愛好家に適しています。道中、春の花々が咲き乱れる美しい風景を楽しみながら一番です。

住所:北京市朝陽区科薈路33号

アクセス:地下鉄8号線に乗り、北京オリンピック公園駅で降りすぐに着きます。

朝陽公園

朝陽公園は、北京の四環内にある最大の都市公園です。朝陽区の中心部に位置し、「噴水広場」「生命の源」「桜の谷」などの景勝地や、「ソニー探索」「親子動物園」などの人気の子供遊び場があります。

朝陽公園の桜の谷は、日本のサトザクラが主役で、緩やかな傾斜のある地形と相まって、桜の谷間の風景を作り出しています。曲がりくねって伸びたS字型の園路は、桜の谷の風景を徐々に展開させ、時に見せたり隠したり、時に開いたり閉じたり、変化に富んでいます。毎年、春になって谷底の桜が満開になると、芝生にピンクの花びらがびっしりと敷き詰められ、木々の桜と一緒になってピンクの海を彩ります。

この美しい桜に加えて、杏花、梨花、桜、桃の花、連翹、黄梅などが春の風の中で咲き誇ります。春の色を楽しみながら公園の小道を歩くと、とても幸せな気分になります。

朝陽公園の歩道は、運動したい人にも最適です。公園の中央部と北部に位置し、東門、北門、西門を結ぶこの歩道は、スポーツ愛好家のさまざまなニーズに応えられるよう、6km、4.5km、2km、1kmの4種類の長さの歩道が用意されており、幅は2mとなっています。歩道の脇には、方向を示すガイドサインが計18枚設置され、30メートルごとに街灯が設置されているので、ジムに通う人たちが夜に運動しやすいようになっています。歩道が完成してからは、近隣の住民やランニング愛好家の間で人気があります。

住所:北京市朝陽区朝陽公園南路1号

アクセス:バス431、672、302、499、675、973、619、650、988、特16などで朝陽公園南門駅降り、または地下鉄14号線の朝陽公園南門駅または棗営駅(公園の西門)で降りください。

国際彫刻公園

春風が公園に暖かさを送り、百花繚乱の香りを漂わせます。北京国際彫刻公園では、何千本ものモクレンが咲いています。北部では一般的な白木蓮のほか、鮮やかな黄色の花を咲かせる飛黄木蓮、紅色の花を咲かせる紅運木蓮、家庭用の鉢に植えられる矮性木蓮-丹心木蓮、華やかな花を咲かせる多花びら木蓮など、9種類の木蓮を楽しむことができます。

国際彫刻公園の面積は5ヘクタールで、様々な種類の5,000本以上のマグノリアを栽培しており、北京で最大のマグノリア観賞用庭園となっています。ここにはたくさんのモクレンがあり、新品種がたくさんあり、色も異なって、開花期間が長いです。庭を訪れる人は、いつでも花を見ることができ、どこでも風景を楽しむことができます。

色とりどりのハクモクレンのほか、3月中旬から4月にかけては、黄梅、桃の花、桜、ライラック、牡丹、げっきか、ベゴニアなど多くの種類の花が咲き、庭園の彫刻と一緒に映ると美しいです。

住所:北京市石景山区石景山路2号

アクセス:地下鉄1号線の八宝山駅で降り、徒歩で行くことができます。

紫竹院公園

紫竹院公園は1953年に建設され、白姫路の南端に位置し、北側には国家図書館と隣接しています。紫竹院公園は、川や湖が多く、島や堤防、青々とした植物や霧のような水などがあり、自然の面白さにあふれています。

3月に入り、気温が上がり続けると、明月島の桃、大湖北岸の黄梅、紫竹園東門のハナミズキが徐々に見頃を迎えます。また、春も公園の隅々に足跡を残し、公園を活気に満ちた思い出深い場所にしています。

紫竹園ではオシドリがいたるところで見られるので、ここに来て景色を楽しみながらオシドリを探すのも楽しいですよ。

紫竹院公園は、広源閘長川の南岸にあった清朝時代の寺院です。清朝末期、光緒帝と慈禧皇太后が水上の頤和園を行き来する際にここで休憩したことから、この寺は「宮殿」となりました。清宮廷の内政部奉辰院がここに事務所を設け、皇帝を接待することを担当し、船事のための閘門の開閉を請け負いました。役人や人々はこの寺を「紫竹院宮殿」や「行宮院」と呼んでいました。

住所:北京市海淀区中関村南街35号

アクセス:地下鉄4号線または9号線の国家図書館駅で降りください。【韓晴(実習) 訳】

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