壩上草原は中国内モンゴル自治区の高原と大興安麗の南麓の境界にある。「壩上」は地名で、草原から盛り上がってできた地帯、気候や植生の要因により草原になった地帯を指したが、現在は張家口市の北100キロメートルの場所から承徳市の北100キロメートルの場所を「壩上地区」と呼んでいる。

内モンゴル草原の一部として、壩上草原は面積約350平方キロで、夏が暑くなくて理想の避暑地である。張家口の沽源、張北、承徳の豊寧、囲場に分布している。夏季に入ると、河北省壩上地区の棚田や草原、農業開拓区の各種類の植物が茂り、花が咲き乱れており、風景が非常に美しい。

河北省豊寧満族自治県にある壩上草原では、爽やかな空に雲が点々と漂い、駿馬が疾走し、小川が流れ、シラカンバがうっそうとした秋の美しい風景を見ることができる。北京より230キロ、承徳より250キロ離れて、北京より一番近い草原である。