「名を慕って会いに来る」と呼ばれる旅行があります。花の海、遥か遠い山水、広大な海、古めかしい村、失われた文明、未知の世界...山東省の美味しい・楽しい・美しいものと言えば、「一山、一水、一聖人」という言葉を知るだけではいけませんよ！ここには熱意と活力溢れる青い海と青い空、名高い古典遺産、大胆で自由な山海情懐、そしてのんびりとした独特の風景があります。

Q1：山東に来たら、どこへ遊びますか？

山は緑に水は清い、景色はどこもかしこも綺麗です！「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ」という昔からの言い伝えがあります。広袤とした斉魯大地では、高みに登って世界の不思議を見るだけでなく、美しい海に沿って世界の風景を読み、万物の成長を静かに待つこともできます。

登山の最初の目的地と言えば、真っ先に頭に浮かぶのは、泰安大地にシンボルのようにそびえ立つ「五岳独尊」の泰山です。澄んだ十八曲山の湧き水と見事な雲海と腰玉の不思議は、思わずおとぎの国に迷い込み、自分が人間であることを忘れてしまうほど美しいです。

山東省には泰山以外にも多くの山があります。それほど高くはありませんが、すべては神秘の力を持つ有名な山ですよ！

沂蒙山は800マイルに渡って伸び、2つの都市にまたがっており、山東省で最大の山（面積）となっています。大小の山峰と数千の渓谷が雲と雪の波に沈み、雄大な波と限りない景色が広がっています。

青島市にある嶗山は古くから「海上第一の名山」の誉れ高く、山と海の間に立ち、太陽が水天一色のの水平面から飛び出すのを眺めると、すべての悩みが消えます！

もちろん、これらすべての名所に行ったことがあるなら、ほかにも「道教仙山の祖」と呼ばれる昆嵛山、孔子の出身地である尼山、水滸伝の108人の豪傑が集結する梁山泊、千仏山、潭溪山、五蓮山などがあります。

美しい山々を見た後、麗しい河湖湿地景観も見逃せません！

中華文明を生み出した「母なる河」である黄河は山東省の海に流れ込み、我が国で最年少の陸地を作っています。川と海が出会う水面は巨大なおしどり鍋のようです。渡り鳥が集まる風景や絵画のような美しい田んぼは、数え切れないほどの観光客を魅了してきました。

北京・杭州大運河は南北を通っており、水が流れているところ、赤蓮緑葦、カモメやサギが集まり、古代の運河だけでなく、新生の湿地や古代の遺跡もあります。それぞれの場所は味わう価値があります。

何と言っても見逃せないのは、江南に負けないくらい美しい済南の泉です。

「天下第一泉」と呼ばれる趵突泉、湧き出る水の音が虎の鳴き声のようである黒虎泉、桜が咲き乱れる五龍潭、そして湧水が合流してできた大明湖など、これを見ると、「陛下、大明湖畔の夏雨荷を覚えていますか？（ドラマ『還珠格格』の台詞）」という質問をするでしょう。

「鉄道遊撃隊」に詠唱された微山湖、「水滸伝」八百里水泊の中で残った唯一の水域である東平湖、怒濤逆巻く壮大な戴村ダムなど、どこにでも湖面の水が光を受けてきらきらしていて、無限の風景が広がっています。

海を見たり、波の音を聞いたり、山東省の島々は最も魅力的です。夏には、山東省に来たら、島に逃げるのが最適です。159,000平方キロメートルの海域と長さ3,000キロメートル以上の海岸線があります。夏の劉公島は緑の翡翠のようで、鶏鳴島は桃源郷のようで、養馬島はモルディブのようにフィルターが付いています。

もちろん、長島に行って日の出と日の入りを眺めたり、海驢島の美しい景色や石老人の断崖絶景を感じたりすることもできます...

海辺を自由に散歩すると、威海で最も美しい環海路に出会い、青島オリンピックセーリングセンター、五四広場を見て、濰坊の「渤海の目」、日照の万平口風景区の美しいビーチを通ることができます。

時間や空間が変わっても、その輝きは不滅であり、古都の繁栄は無尽蔵です！

東西には黄河が、南北には大運河が流れています。台児荘古城は大運河の中心に位置し、煙や雨に包まれると江南水郷のようになります。

古めかしい青州古城は今でも完全に保存されており、青石の道には歳月の痕跡がかすかに見えます。古韻古色の周村古商城を歩き、古都の過去の繁栄物語を感じ、魯国（現在の山東省南部）の商人の勢力を目の当たりにします。

木版年画で有名な楊家埠、ゆったりとした時間が流れる即墨古城、そして湖に浮かぶ聊城東昌古城...これらの青石小道や青いレンガとタイルで構成された古都は、いずれも歴の厚みを物語っています。

Q2：山東に来たら、何を食べますか？

山東省には数え切れないほどの珍味があり、食欲を満たすためであっても、一度足を運ぶ価値がありますよ！

プリプリで糸を引いた「高粱飴」は言うまでもなく、肉が骨から落ちるほど柔らかく「徳州扒鶏（徳州の鶏の煮込み）」は、「中国の8つの伝統料理」のトップ「山東料理」が満載されたテーブルを見るだけで、人々に顎が外れてしまうほど驚かせます。

山東人は礼儀を重んじ、各種の精緻な宴会は当然欠かすことができないです。精髄を集めた博山の伝統的宴席の「四四席（4ｘ4で16種類の料理を出すこと）」、済南の旧市街の物語を盛り込んだ看板料理「泉水宴」、大口で肉を食べ大きな器で酒を飲む「水滸宴」、上品な「八仙宴」、絶妙で含蓄のある「孔府宴」、どのテーブルに座っても、酒も飯も十分いただけますよ！

山東にはグルメだけでなく、上質なお酒もあります。「青島ビール」は中国で最も古いビールの1つであり、「張裕ワイン（張裕葡萄酒）」は中国で最も古いのワインです。爽やかなものがあり、まろやかなものもある、旅の疲れを癒してくれますよ～

ビールや赤ワインの強度が足りないと感じた場合は、濃い白酒を数杯お楽しみください。濰坊の「景芝」、臨沂の「蘭陵」、淄博の「扳倒井」、聊城の「景陽岡」…辛くて甘い味が喉に響き、一度味う限り忘れられませんよ！

Q3：山東に来たら、どこに泊まりますか？

旅の途中でホテルに泊まるのに飽きたら、山東に来て5つ星の民宿を体験してみませんか。カジュアルで快適、暖かい…路地の奥、静かな港、人里離れた谷間に隠れています。

平日はんびりして過ごすことを許さないかもしれませんが、山東に旅をする時に、喧騒から離れて、山の景色の中で、日の出、星空を眺め、詩と遠方を感じましょう。

済南の「閲木山居」では、北欧風情を存分に感じることができます。ここでは、家族や友達と過ごす時間を大切にすることができます。または、青島八大関で「青島ケープ No.7 リゾート ホテル」の地中海式のロマンスを感じることができます。

煙台の「仙居蓬莱」という民宿は八仙が海を渡った伝説を隠しており、ここでの物語は三日三夜では語り尽くせません。泰安の「故郷の雲」という民宿と山野と結びつき、控えめな外観が山の奥に潜んでおり、レトロで完璧な休日を過ごせます。

泰安の「八楼養心谷」と威海の「那藍·設計師民宿」という民宿は、一磚一瓦、一草一木が至るまで、随所に洗練されたものが見られます。高級な設備と素朴な風景は、モネの絵の中にいるような気分にさせてくれます！

山東省の茶文化を深く体験したいなら、「12星座野奢」と「小茶山民宿」はどちらも良い選択です。ここでは、甘い空気と温かいお茶で、旅の疲れもきっと消えるでしょう！

ここは、「好客山東（おもてなしも大好きな山東）」といわれ、休日楽園でもあります。黄河はここで海に入り、深遠な斉魯文化が何千年も輝いています。ここは天地の霊気を集め、人文科学に富み、長い歴史と文化を持っています。ここには勇敢で大胆な、正義感が強く、親しみやすい山東人がいます。

山東の美しい風景は三亜の海島風情に劣らず、江南の山水古都の風景に匹敵し、外国の人気があるスポットにも比肩します。数え切れないほどの人々が食欲をそそるおいしい山東グルメ…あなたの到来をお待ちしています！

ここに来れば、きっと帰りたくなくなりますよ～【劉一都　訳】