北京文天祥祠は東城区府学胡同西口から東へ100メートル。祠堂は当時文天祥が捕らえられた土牢旧跡が拡大され改築されて出来たもの。今は明代の建築風格が保持されている。当年抗元に失敗した後、文天祥は捕虜そてい大都に至り、ここの土室内に捕らえられいた。ここで「正気歌」を書いた。
祠堂は南向き、大門越庁、堂屋の三つの部分からなり、厳格でない四合院。面積は600平米。越庁では文天祥生涯が展示され、堂屋では肖像が陳列されている。文天祥の遺品や手跡など祠堂の部分文物もそのまま保留されている。その他、明代の「宋文丞相伝」石碑、清代の「重修碑記」石碑、「宋文丞相国公像」碑なども祠堂内に展示されている。
また、室内の壁には毛沢東自筆の「人生自古誰無死、留取丹心照漢青」があり、裏には文天祥の「正気歌」全文が書かれている。后院には古い棗の木があり、文天祥が囚われた時期に自ら植えたものだそう。
住所:北京市東城区府学胡同63号
電話:010—6401-4968
入館料:5元、学生なら2元
開放時間:9:00‐17:00 アクセス:バス2、104、108、113に乗って北兵馬司駅で下車。