
寒い風が吹く北京の冬、一番美しい万里の長城がそこに広がり、静かで凛々しい姿を見せている。これこそ冬のあるべき姿である。冬の長城はオンシーズンの混雑がなく、目の前に延々と続く山々が広がっている。これが中国の北部地方ならではの壮大な風景で、運よく雪が降れば、雪化粧した美しい長城が見られる。

冬に北京に来たら、必ず万里の長城を一度登ることをお勧めする。ただ自分の目でその風景を見て、雪が長城に落ちるのがどんなに壮大かを体験しよう。長城に立って、幾重にも重なる山々に伸びっている雄大な壁を見てみると、雄々しい気概が思わず生じてきる。雪と霜が長城にある雑草に凝結する様子は、歴史の重さももっと人々に感じさせる。


長城で北京の雪景色を眺めるには、北京市八達嶺長城、慕田峪長城、司馬台長城などがおすすめ。あまり整備されていない「野」長城である古北口と箭扣では壮大な風景が一望できるが、安全のため整備されていない野長城には登らないでください。
ご注意:箭扣長城は登山禁止見るだけ



