戒台寺は門頭溝に位置し、西は極楽峰で、南に六国嶺があり、北は石龍山で、東へ向かって眺めれば北京が見られます。空気はよく、ライラックも満開になり、牡丹もそろそろ開花期を迎えるところです。今は観光に行くちょうど良い時節です。メーデーの連休を利用して観光しに行きましょう。緑に隠れた古寺戒台寺は隋の時代に建てられ、1400年以上の歴史を持つお寺です。寺内は全国最大の戒壇があり、仏教の最高戒律「菩薩戒」を授けることができ、中国仏教分野における最高学府の一つであり、たくさんの歴代の皇帝もここへ拝みにきたことがあります。だが、戒台殿は近頃修繕中であるため、しばらくは開放されていません。まだ寺に入っていない時点で、花の香りが漂ってきます。ふと見上げると、高くて赤い壁からライラックの枝が何本も突き出てきて、訪れる人を驚嘆させます。鳥が囀り花が咲く 戒台寺のライラックはただものではなく、現在1103本のライラックのうち、20本は乾隆18年に暢春園からいただいたものです。暢春園は円明園の一部として、1860年に英仏軍に焼き払われたため、このような古いライラックはたとえ故宮でも2本しかありません。戒台寺の古代ライラックは実に見応えがあります。今はちょうど満開で、開花期は5月中旬までなので、見たいと思っている方は急いでくださいね。千年もの歴史 山門に入ったら、四合院が見られます。中は静かで上品です。龍や瑞雲が彫られた白玉の柱が院内に立ってあります。その隣には、金色の花びらを持つレンギョウがよく咲いており、人々の目を引きます。左と右には鐘楼と鼓楼が佇んでおり、これはお寺の定番です。昔の人々は「朝の鐘、夕の鼓」で時刻を把握していたそうです。天王殿の屋根は緑色の瑠璃瓦に覆われ、殿の前で数本のライラックが植えられています。 隣の小扉の前では、一本の白いライラックが枝を突き差し、古い「灰筒瓦」や古代ライラックと映り合っています。 大雄宝殿の正門の前額に、乾隆皇帝御筆の「蓮界香林」の金札が揚げられています。大雄宝殿の後ろに何本の古代ライラックが植えられ、その高さはもう大雄宝殿に近いです。春風の中で放歌牡丹院と千仏閣の間に、白と紫のライラックに挟まれている階段があり、多くの観光客がここで写真を撮ったりしています。 ライラック撮影スポット 清の時代の末期ごろ、恭亲王奕訢は戒台寺で十年以上も避難し、泊まっていた北宮院を自分のお金で改造し、そこを「寺中のガーデン」にしました。牡丹がたくさん植えられたことから、「牡丹院」とも呼ばれています。牡丹院は環境が優雅で、景色が美しいです。内と外の二つの庭に分けられ、「垂花門」で結ばれ、北の地方の四合院の古めかしさもあれば、南の地方の園林の上品さもあります。院内ではあらゆるところで花や草木が生い茂り、「太湖石」がいくつか点在し、各部屋は回廊で結ばれ、梁などには彫刻や絵画が施されています。日陰にテーブルと椅子がいくつか置かれており、友人とそこで雑談したり、お茶を飲んだりすること以上心地よいことはないでしょう。 花の香りが漂う庭園ガーデンはあまり大きいはと言えませんが、いっぱい花が植えられています。ライラック、ヤマモモ、牡丹など、香りが漂っています。遼の時代の仏塔は依然と佇んでおり、今こそ古塔に花が映っているという美景が観られる時節です。戒台寺ではあらゆるところでライラックが植えられていますが、二百年以上の古代ライラックは主に鐘亭院、地蔵院、牡丹院、南宮院の外、天王殿、千仏閣の周り、大雄宝殿の後ろ、観音殿の前で分布しています。どこを見ても景色が見られ、数歩歩けばライラックと古木が見えてくるのは、たぶん古代の建築哲学の賢さでしょう。注意事項: 入園の流れ:「美団」「大衆点評」で前日までに実名でチケットを予約する-予約時間通りに来園-体温測定、マスク着用、「健康宝」コードスキャンして登録-予約コードでチケットを交換-チケットを確認して入園します。アクセス:地下鉄S1号線に乗り、石厂駅で降りて、バス948番・M44番に乗り換え、戒台寺で下車します。マイカーで来園の場合は戒台寺公式アカウントのフォローし、「ワンクリックナビ(一键导航)」に参照してくだいさい。問い合わせ電話:010-69806611/69805942 住所:北京市門頭溝区永定町京昆路 【図文/方玥 訳/許洱(実習)】