北京のお花見情報:天壇公園の杏の花が開花

2021-03-25

俳句では、「杏」が夏の季語、「杏の花」が春の季語であります。杏は中国原産の木ですが、いまは海外でもよく見えます。梅や桜に似ていますが、花は淡いピンク色です。しかし、桜とは微妙に違う薄ピンクでとてもきれいです。

北京の杏の花の名所といえば、天壇公園が挙げられます。その開花時期は毎年3月中旬から4月上旬までの間で、いまはまさに見頃です。

天壇公園は中国で現存する最大の古代祭祀建造物です。園内の祈年殿は直径32m、高さ38m、25本の柱に支えられる祭壇で、現存する中国最大の祭壇であります。

公園北門の西側には1957年から1960年にかけて植えられた150株余りの杏林があり、五輪の中では最大のものであります。中には清代から残された古い木もあり、花が咲くと壮観な光景となります。

毎年3月下旬から4月上旬にかけて、天壇の杏の花が満開になり、雲や霧のようなピンク色の海やさわやかな香りの中、公園のベンチに座って花の世界でのんびりとしたひとときを過ごし、自然と季節が人類にもたらす喜びを楽しみましょう。

住所:北京市東城区永定門内大街の東側

文・北京旅行網

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