文天祥祠は北京市東城府学胡同63号に位置し、南宋時代の英雄である文天祥を記念するために建てられた祠堂である。この祠堂は南向きで、朱色の門があり、ドアのまぐさの真ん中に「文丞相祠」と書かれた扁額が掛けている。
ドアの両側には青いレンガのヒンプン逆の八という字の形をしていて、とても印象的である。
ドアに入った後、ドアと本堂からなる中庭が見える。中庭の中央には、文天祥の姿を刻んだ石碑がある。東側の壁全体に文天祥の名作である『正気歌』が書かれた。中庭に立ち、英雄を偲ぶと、心に厳粛な感じが生じる。本堂に入ると、真ん中の文天祥の上半身の塑像が見える。塑像の後ろのヒンプンには、毛沢東が手書きした「人生自古誰無死、留取丹心照漢青」という文天祥の詩がある。
また、中には「文天祥生涯展示会」がある。展示板と展示棚が設置され、図表、写真、絵画や実物を通して、文天祥の気高い民族の気骨と愛国心を再現した。
住所:東城区府学胡同63号