春になると、故宮がすぐ「紫禁城」に変身

2021-04-22

故宮博物院は四季折々の景色がありますので、いつも国内外の観光客の関心を集めています。特に春の紫禁城を愛している方が多いようです。漢服を着て古めかしい紫禁城を散歩すると、タイムスリップしたように感じるからです。4月、600年の歴史を誇る紫禁城に花見に行きましょう。

角楼

神武門に入らなくとも、お堀から角楼を眺めることができます。城壁の四隅にある角楼は明永楽十八年(1420年)に建てられ、清の時代に再建されました。ここは多くの撮影愛好者の聖地です。

この四つの角楼の屋上は黄色の瑠璃の煉瓦に覆われ、銅製鍍金の宝頂が輝いています。ここはかつて皇居の防衛施設でした。青空の下で、皇居の壮大さが良く感じられます。  

モクレン、桃の花、梨の花、海棠など、故宮の御花園、寿康宮、慈寧宮花園は花に包まれています。華やかな花と古めかしい建物が互いに引き立てて美しいです。

承乾宮、永寿宮

承乾宮は東六宮の一つであり、明永楽十八年(1420年)に建てられた清の後妃たちの居所です。清順治帝の貴妃董鄂氏、咸豊帝の雲嬪や婉貴人がここに住んだことがあります。

純粋な愛情を象徴している梨の花が、雪のように咲き誇っています。優しい春の風に吹かれ、花びらがゆっくりと舞い降りて、ロマンチックな雰囲気に満ちています。もうすぐ散ってしまいますので、ぜひ行ってみてください。

明永楽十八年(1420年)に建てられた永寿宮も西六宮の一つです。殿内には乾隆帝直筆の「令儀淑徳」という扁額があります。ここは明と清の時代の後妃たちの居所です。

この写真を撮った時は、海棠はまだつぼみでした。現在故宮の海棠がSNSのトレンドに上がりました。

御花園、武英殿

御花園は坤寧宮に位置しています。明代に「宮後苑」と呼ばれましたが、清朝から「御花園」と呼ばれるようになりました。明永楽十八年(1420年)に建てられました。両陛下と後妃たちがここで散歩したり、花見をしたりしました。

実際に御花園に入らないと、心を揺さぶる美しさを感じることができません。

緑に茂った庭園では、至るまで古めかしい雰囲気に満ちています。ここに立つと、現実世界がまるで時代劇と重ねたように感じます。

浮碧亭、澄瑞亭

万春亭と千秋亭は、左右対称に並び、「天円地方」という理念を表しています。ここの春の絶景は数え切れない観光客を魅了しています。

清の初め、武英殿は皇帝の便殿として利用され、小型の集会、恩賞、祭祀などの儀式がここで行われていました。殿の前にあるライラックが優雅な香りを漂わせています。

慈寧宮花園

慈寧宮花園は明に建てられ、明清の皇太后と太妃たちが休憩したり、礼仏をしたりしたところです。

咸若館と臨渓亭の近くにあるライラックとモクレンは現在花期に当たっています。花壇に植えられた牡丹とシャクヤクももうすぐ咲き始める見通しです。

文華殿

明と清の時代に「皇太子が政務を処理する場所」として利用された文華殿では、毎年の春秋仲月に経莚の礼が行われていました。

鬱蒼とした海棠林は文華殿の特徴です。ここでじっと立つと、清々しい風に吹かれ、ロマンチックな「海棠雨」に降られるかもしれません。

疲れたら、故宮の角楼カフェで休んだらいかがでしょうか。「御猫侍衛」と一緒にコーヒーを飲んだりデザートを食べたりして、楽しい午後を過ごしてください。

今春、角楼カフェも新品を発売しました。紫禁城沐春杯というコップや、海棠春眠、春風万金などの新しいドリンクが人気を集めています。また、沐春抹茶ロールと沐春イチゴロールもおすすめします。友達や家族を誘って一緒に食べてみましょう!

故宮に来たことがある人は、誰でもここの景色に感動してしまいます。春は短し、紫禁城で優雅な一日を過ごしたらいかがでしょうか。【李翊菡(実習) 訳】

北京旅游网翻译

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