お花見も有名な古寺:法源寺

2021-04-14

法源寺は、悯忠寺ともいい、北京市西城区菜市口の近くにある教子胡同の南側に位置しており、北京市内に現存する最古の仏教寺院とも言われます。北京市内に最も由緒のあるお寺だけではなく、中国佛学院、中国佛教図書文物館の所在地として、青年僧伽の育成、仏教文化の研究における重要な場所です。

1983年、法源寺は国務院に「漢族地区仏教全国重点寺院」に指定されました。 昔の北京城には、法源寺のライラック、崇効寺の牡丹、恭王府のカイドウという三つの花見名所があると伝えられました。法源寺のライラックは明と清の時代に名を馳せました。

法源寺はそれほど広くないですが、ライラックが所々に植えられます。紫と白ライラックのほかに、南マルクから輸入されたライラックさえあります。毎年4月の初めに、花は綻びます。美しく咲き誇る花は古色蒼然とした建築に春の生気に満ち溢れたムードを加えます。 林則徐、紀暁嵐、龔自珍などの有名人はかつてここに足を運び、詩句をしたためました。インド詩聖であるタゴールも徐志摩と法源寺でライラックを鑑賞したことがあります。

「世の中の最も美しい時といえば、やはり四月」と言われるように、四月の法源寺は一年中で一番美しいです。

法源寺のお花見の楽しみ方をここでお教えします。境内のライラックはほとんど法源寺の大雄宝殿と悯忠閣に集中し、しかも最もよく咲き、最も濃い香りを漂わせます。ここは写真撮影に最適です。特に悯忠閣の額字と香炉とのコントラストで、写真映え抜群です。五弁のライラックは珍しいらしいです。五弁のライラックに出くわしたら、きっと運がよくなるでしょう。

お花見のほかに、法源寺では猫をかわいがることもできます。境内にはオレンジ色の大きな猫がいて、ネット上で大人気になり、とてもかわいらしいです。ライラックを観賞しながら、この猫と出会いましょう。

そよ風が吹き、花びらが揺らめき、香りが漂い、花見客は去りたくない気分になります。

清の時代に、多くのお寺にカイドウが植えられました。現在は春爛漫の候にカイドウを満喫する名所となります。ライラックで有名な法源寺は、当時カイドウで広く知られました。

清の文人墨客は法源寺を訪れ、花見を楽しみ、カイドウの美しさを褒め称えました。林則徐は1816年の四月に「寄りに法源寺のカイドウとライラックを見に行きました」と日記に花見エピソードを記しました。

法源寺は悠長たる中国の歴史を目にし、殿閣には移り変わりの痕跡がいっぱい残されます。海棠はライラックほど有名ではないですが、相変わらず香り漂います。うららかな春の日に暖かい日差しを浴び、古寺の道を散策し、花々と木々が目に映り、まるで美しい秘境にいるような錯覚を抱きます。

住所:北京市西城区法源寺前街7号

アクセス:地下鉄7号線で、菜市口駅まで降ります。【呉歆沁(実習) 訳】

北京旅游网翻译

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