
雍和宮は中国北京市東城区にある北京最大のチベット仏教の寺院。チベット仏教は、清の支配民族である満州族が伝統的に信仰していた宗教であった。

清の康熙33年(西暦1694年)、当時の雍和宮は皇子時代の雍正帝の居館として建築された。康熙50年(西暦1711年)には後の乾隆帝が雍王府内で誕生した。雍正帝即位後の雍正3年(西暦1725年)には宮殿に昇格された。乾隆帝の時代になってチベット仏教の寺院に改修された。

雍和宮の総面積は約6万6000平方メートルで、満州、モンゴル、中国、チベットの様式が織り交じった建築物が建ち並んでいる。



