暫定リストに盛り込まれた北京の中軸線の文化遺産:景山

2022-04-13

北京の中軸線の世界遺産登録を目指し、同市は中軸線上と中軸線の両側にある永定門、先農壇、天壇、正陽門、箭楼、毛主席記念堂、人民英雄記念碑、天安門広場、天安門、社稷壇、太廟、故宮、景山、万寧橋、鼓楼、鐘楼の14ヶ所を暫定リストに盛り込みました。今回はその一である「景山」を紹介しましよう!

元、明、清の時代の皇室御苑としての景山は、もともとの名称は「景山」ではありません。

元王朝には、ここは小さな丘にすぎず、「青山」と名付けられていました。

明の時代になると、永楽帝が紫禁城を建設した際に、大量の石炭が積み上げられたため、「煤山」という通称が残ってきました。

その後、外濠を深く掘っていた際に、掘り出した土を石炭の丘の上に積み上げ、段々高い丘となり、「万歳山」と呼ばれていました。「鎮山」ともいうが、モンゴルの騎兵が戻ってこないように、元王朝の命脈を押さえるという意味もあったようです。

明王朝の末期、明朝最後の皇帝である崇禎帝はここで首をつって死んでしまいました。「自ら冠を外し、髪で顔を覆う。われの死屍を裂かせてあげよ、だが、庶民一人にも傷つけてはならない」という絶筆が残りました。

また、清の順治帝の時代には、高大、御景、景仰という意味を表すために、「景山」と呼ばれるようになりました。

景山は、歴代王朝の栄枯盛衰を見守った山であり、中軸線の最も高いところでもあります。

営業時間:6:00-21:00(20:30に入場停止)

電話:010-64038098

住所:北京市西城区景山西街44号

※この記事は2022年4月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

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