暫定リストに盛り込まれた北京の中軸線の文化遺産:故宮

2022-04-14

北京の中軸線の世界遺産登録を目指し、同市は中軸線上と中軸線の両側にある永定門、先農壇、天壇、正陽門、箭楼、毛主席記念堂、人民英雄記念碑、天安門広場、天安門、社稷壇、太廟、故宮、景山、万寧橋、鼓楼、鐘楼の14ヶ所を暫定リストに盛り込みました。今回はその一である「故宮」を紹介しましよう!

北京・故宮博物院は、明、清時代の皇室宮殿として使われてき、帝国の中心地に位置しており、紫禁城と旧称されました。

故宮は、世界で最大級で保存状態が最も良い現存の木造古建筑群であり、敷地面積は72万平方メートル、規模の異なる宮殿が合わせて70余り、部屋が9000以上あります。

紫禁城内の建物は、南京の宮殿を基準とし、外朝と内廷に分かれています。

外朝は「前朝」とも呼ばれ、太和殿、中和殿、保和殿という三大殿を中心とし、皇帝が日常の政務を処理するところです。内廷は「後寝」とも呼ばれ、乾清宮、交泰殿、坤寧宮という後三宮があり、後ろは御苑で、皇帝が居住する正宮です。

太和殿の玉座は、中軸線の真ん中にぴったりと置かれています。

北京の中軸線は紫禁城の中軸線でもあります。

この中軸線にある紫禁城の正門は午門で、その後ろに、太和門につながる5つの漢白玉の石橋があります。太和門を潜り、三大殿を横切ると、外朝と内廷の境目である乾清門が見えます。そして、後三宮や御苑が登場します。神武門を出ると、間もなくは景山です。

紫禁城では、外朝、内廷に加え、「左は祖先を祀る場所、右は神様を祀る場所」という礼儀制度に従っています。中軸線を基準とし、故宮の西側に社稷壇、東側に太廟と接しています。

全国各地から奉げられた五色の土は皇室社稷壇に置かれ、古代の君主の至上権力を示しています。太廟には、明、清時代の皇帝や功績のある大臣の位牌が祭れており、後世の人々の判断を仰ぐことになるのです。

※この記事は2022年4月14日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

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