暫定リストに盛り込まれた北京の中軸線の文化遺産:人民英雄記念碑

2022-04-24

北京天安門広場の中心部、南北中軸線上に位置する人民英雄記念碑は、中国近現代史における革命烈士を記念して建てられた記念碑であります。人民英雄記念碑は高さは37.94メートル、碑の正面(北側)には長さ14.7メートル、幅2.9メートル、厚さ1メートル、重さ60.23トンの花崗岩があり、碑には「人民英雄永垂不朽」(人民の英雄は永遠に不滅だ)という八つの金文字が刻まれており、中国史上最大の記念碑でもあります。

人民英雄記念碑の裏面には、毛沢東が起草し、周恩来が細字の楷書で書いた150字の碑文があります。本文の大意は「ここ3年来の人民解放戦争と人民革命によって犠牲になった人民の英雄達は永遠に不滅だ!(1946年からの国共内戦を表す。)ここ30年来の人民解放戦争と人民革命によって犠牲になった人民の英雄達は永遠に不滅だ!(1919年の五四運動以降の抵抗運動・抗日戦争を表す。)ここから1840年まで溯った時から内外の敵に反対し、民族の独立と人民の自由と幸福を勝ち取るための毎回の闘争の中で犠牲になった人民の英雄達は永遠に不滅だ!(1840年のアヘン戦争以降の諸抵抗運動(太平天国の乱や義和団の乱・辛亥革命等を含む)をあらわす。)」。

訳:人民英雄記念碑の台座部分には、「虎門銷煙(林則徐の広東省虎門でのアヘン焼却事件)」「金田起義」「武昌起義」「五・四運動」「五・三〇運動」「南昌起義」「抗日遊撃戦争」「長江渡江戦争」をテーマとするレリーフが彫られています。また、「長江渡江戦争」のレリーフの両側に、「前線を支援する」「中国人民解放軍を歓迎する」と題したレリーフが刻まれています。(陳丹丹 訳)

北京旅游网翻译

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