十渡風景区は中国国家AAAA級（『観光地の品質の等級の区分と評価』の標准と『観光地の品質の等級の評価の管理方法』に基づき、観光地の品質の等級を評価する委員会の初評価と推薦によって評価する景勝地の等級）観光地と中国国家地質公園です。

十渡景勝地は北京市房山区の西南に位置し、中国北方で唯一の大規模なカルスト地形を有しています。2006年9月17日、ユネスコは正式に中国房山世界地質公園を承認しメダルを授与しました。

公園の登録が成功したことで、北京市は自然景観を主とする科学技術型の世界地質公園が加わり、これにより北京市は世界で初めて「世界地質公園」を有する首都都市となりました。房山世界地質公園には8つのパークがあり、そのうち十渡は8パークの中核となっています。十渡景勝地は大清河支流の拒馬河が太行山脈の北端を切って形成した河谷で、全行程は約20キロです。歴史的にこの谷に拒馬河を渡る渡し場は十個もあったことから、「十渡」と呼ばれています。道路は谷間に作り直され、十の渡し場は橋となり、本当の渡し場ではないが、「十渡」の名はそのまま使われています。