初夏の侯、花々が咲き誇っています。百花けんを競い、菜の花畑が一面鮮やかな黄金色の世界になり、人々の気持ちを一瞬にして明るくしてくれます。菜の花畑のおすすめスポットをリストアップしたので、一緒に見に行ってみましょう！

*出発前に、旅行先が一般開放されているかどうかを確認し、旅行計画を適切に立ておいたほうがいいです。各公園、景勝地、観光スポットが要求された「人数制限、予約制、ピーク時間をずらす」を厳しく守ってください。

■中塢公園

北京市海淀区四季青鎮に位置する中塢公園は、頤和園の南西側にあり、敷地面積が約55万平方メートルです。園内の棚田には菜の花が咲いており、重なり合っています。高いところに登って見下ろすこともできるし、低いところから見上げることもできます。花畑の小道を散策すると、目に入るところは連綿と続く花のうねりで、玉泉山の麓に黄金色の花の絨毯を敷き詰めたようです。遠くには木や草が盛んに生い茂っている山々に囲まれ、菜の花畑に美しさを添えています。そよ風が吹いたら、金色の波が押し寄せており、初夏ならではのロマンチックです。

住所：北京市海淀区四季青鎮北塢村路

■玉東郊野公園

東は皇室庭園である頤和園に臨み、西は玉泉山を望み、北は北玉溝河に接し、南は金河に臨み、立地に恵まれた玉東郊野公園は、美しい景色が広がっています。山や川に囲まれたこの公園は、田んぼと湖が差し交わし、江南の水郷に譬えられ、明代の山水田園詩がよく詠まれたところです。

花畑をぶらぶら歩くと、行く先々で花の香りが漂ってきます。四枚の花びらが細い筋をつけ、きれいに花のしべを囲み、まるで小さなかわいいグループが集まってささやいているかのようです。

住所：北京市海淀区玉泉山路

■豊台怪村

王佐鎮怪村にある200ムーの菜の花畑が満開を迎え、一面の黄金色が大地に敷き詰められています。怪村の菜の花畑は北京南六環路に隣接し、近郊で最大の菜の花の栽培場で、敷地面積は約16ヘクタール、北京市街地で田園風景を楽しむ絶好の行先です。「満目黄金黄香百里、一方春色酔千山（見渡す限りの金色の花畑が100里も連なり、多くの山が春色に魅了）」を言い表す風景は、今の怪村の様子にぴったりします。

花の海に身を置くと、湿った空気は淡い土の香りを挟んでおり、菜の花の香りにしいんと酔いしれています。見渡すと、一面の黄金色にエメラルドグリーンが点在する畑が広がり、菜の花は次から次へと頭を伸ばし、一番輝こうと競い合っています。風に舞う菜の花が、この初夏の最も柔らかい存在になり、都市にウォームカラーを加えました。

住所：北京市豊台区王佐鎮

■京城梨園公園

京城梨園公園には、雪のように咲き誇る梨花という特徴的な風景に加え、黄金色に輝く花が広がります。今のところ、菜の花が満開になったので、散歩がてら自然の贈り物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

園内に約60ムーの菜の花畑が満開となり、初夏のそよ風に吹かれてゆらゆらと揺れています。花畑の周りには遊歩道が設けられており、観賞や散策がしやすくなっています。何層にも重なった菜の花が風に舞う、美しい絵画のような菜の花の中を歩くことができます。このようなきれいな風景をみると、感動してしまうでしょう。

住所：北京市朝陽区平房郷姚家園路と東五環路の交差点から南東の方角

■松林公園

初夏、暖かい日差しが降り注いでいます。石景山区の松林公園にやってき、森の中を散歩しましょう。新鮮な空気を吸い込みながら、美しい景色に静寂を感じられるのは得がたい心地よさがいただけます。

その名の通り、古典的な美しさにあふれた公園には、灯台の石像や草花、優美な松の木が飾られています。園内にハナダイコンと菜の花がが咲き乱れています。半分は黄金色、半分は浅紫で、互いに照り映えており、とてもきれいです。鼻先が菜の花の香りに染まり、ゆったりとした時間が楽しめます。青空のもとで何とも言えない晴れやかなムードが漂っています。

住所：北京市石景山区八角橋街と石景山路の交差点