北京前門エリア、「老舗+国潮」の質の高い市街地を構築へ

2022-05-25

関係者によると、2025年までに、北京市の前門大街は老舗と無形文化シーンの融合・革新を引き続き推進し、「老舗+国潮」というモデルを形成し、大街とその周辺は「一軸一街一帯、一廊五区」をめぐり、京味の特色と現代的な活力を備えた高品質の歩行者天国を建設し、古都商圏の継続的な活性化をはかります。北京日報が報じました。

「一軸」とは前門大街です。正陽門の前にある全長840メートルの前門大街は、昔からさまざまな人々が往来し、商人が集まる有名な商業系地域です。多くの老舗が数百年前からここで根付いており、これまでに30軒余りの店舗があり、北京の趣を味わうための第一の選択です。北京の中軸線の世界遺産登録を目指し、前門大街が改善され続けています。昨年、前門大街は伝統的な老舗の商業アップグレードを推進し、東来順、御食園、長春堂など多くの老舗がアップグレードを完成させました。

雰囲気が良いだけでなく、新鮮な体験を味わうこともできます。前門地区は老舗と無形文化シーンの融合・革新を引き続き推進し、北京美髪博物館、盛錫福帽子博物館、栄宝斎の没入型体験研学館などが設立され、国内外の来場者に「国潮」を受け入れる新しい道を切り開きます。

近年、国潮は若者に人気を集めています。今年初め、前門大街にオープンした「故宮前門氷室レストラン」が、多くのファンを迎えました。ツル模様のティッシュ、水墨画の壁紙などの細部で故宮の「雰囲気」を伝えています。ナツメのこしあん入りの山芋餅、酒に漬けたフォアグラなどの「故宮のアフタヌーンティー」を味わってみると、おしゃれ感と体験感が相まっています。

このような国潮の逸品が次々と出てくるでしょう。関係責任者は、「われわれは国潮の特色あるプロジェクトを引き続き導入し、伝統的な芸能の特別公演、国潮老舗のバザール、無形文化展などがあるだけでなく、優れた国潮プロジェクト、芸術活動、スポーツイベントなどをより多く誘致していきます」と述べました。

南北を貫く前門大街のほかに、鮮魚口から興隆街までの東西に走る「一街」にも新たな意味合いを持つようになります。この大通りの歴史的脈絡は続き、レジャーや生活サービスを中核とし、地域・庶民文化の特色を再構築し、東西方向の機能の連続性を高めます。鮮魚口街とその両脇の路地裏には、特色ある文化が芽生えています。鮮魚口街につながる南暁順胡同は、「本屋」を巡って活気ある文化シーンを形作り、昨年から4つのテーマ本屋が定着しました。

縦横に走っている「一軸一街」に加え、前門大街の東側にある「一帯」、即ち三里河の生態景観帯も地域再生の重要な要素になります。東城区は三里河公園の公共空間を両側の平房区への拡張を推進し、生態景観の質を全体的に向上させ、文化観光コンテンツを注入し、空間の活力を豊かにしていきます。「一廊」とは西打磨廠です。西打磨廠は、三里河の北側に位置する古い商店街で、これから文化探訪の創意回廊に生まれ変わります。また、前門地区全体を5つの関連機能区に分け、「古い胡同に現代的な生活」を目指し、産業発展、民生改善、コミュニティ共同管理などを統一的に推進します。(陳丹丹 訳)

北京旅游网翻译

モデルコース
人気おすすめ