北京市昌平区にある居庸関長城は、京北万里の長城沿いの有名な古関城で、八達嶺長城から20キロ離れており、地形が険しく、長城の重要な関門です。昔から軍事家なら必ず取ろうとした要地であった居庸関は、雄大な山々に囲まれ、中央には18キロメートルの渓谷があり、俗に「関溝」と呼ばれています。ここの渓流は長く流れ、山は重なり、植生は茂り、山には鳥の声が響いています。その美しい風景は「居庸畳翠」と称され、燕京八景の一つに数えられています。

全長365メートルの居庸関トンネルは、京張鉄道にある鉄道トンネルであり、詹天佑によって建造された京張鉄道のトンネル4基の一つです。残念ながら、S2線は居庸関を通過するが、居庸関には駅がなく、列車は通過するだけなので、観光客は列車から車窓を眺めることしかできません。現地に行きたければ、観光客は自運転かバスに乗るしかありません。

居庸関の中心には、「遠くから見ると雲の端にあるように見える」という意味の「雲台」と名付けられた過街塔の基部があります。居庸関の近くには、仙枕石、五郎廟、六郎寨、弾琴峡、望京石、天険、穆桂英点将台、詹天佑銅像などの観光スポットがあり、雄関の風采を加えています。

住所：北京市昌平区南口鎮居庸関長城