古北口は北京市の北から約125キロ離れており、万里の長城の重要な関所であり、北京から内モンゴルの草原へ抜ける重要な通路でもあり、密雲区と河北省滦平県の間に位置しています。蟠竜、臥虎との二山を背に、南は青風嶺と畳翠嶺に接しています。潮河は北から南へ関所を貫いて流れています。山の頂上に敵楼がそびえ立ち、長城は潮河を越えて飛び、絆のように二つの山を緊密に結びつけています。長城の足元にある3つの水門は潮河にまたがっており、古北口の関城とその水門は、ここの長城をより特徴的なものにしています。蟠竜山長城は全長15キロで、84か所の敵楼が点在し、「将軍楼」と「二十四眼楼」はこの区間の建築ハイライトです。

東に蟠竜山、西に臥虎山があり古北口城の古長城は、山勢が険しく、崖が切り立っています。潮河が二つの山にきっちり囲まれ、川岸には車1台しか通れません。金の時代にここで鉄門を設立して守っていたので、「鉄門関」といわれ、「古北口関」とも呼ばれていました。清の時代、古北口の河西村に柳林営を増設し、提督府を建て、御道を切り開き、行宮を整備し、関所に大軍を駐屯させました。

また、二十四眼楼は古北口長城の果てでもあります。二十四眼楼は奇抜なデザインの敵楼で、その北西部の壁がすでに崩壊し、東部と南西方向の壁だけが強固に残っています。四方に合わせて二十四の矢窓があったことから名づけられました。この敵楼は高くそびえ立っており、東は金山嶺に接し、西は臥虎山を望みます。戦略的な位置づけにあるため、特に高くて独特で建てられました。

住所：北京市密雲区古北口鎮（陳丹丹　訳）