古くから伝わる刺繍の技法「京繍」

2022-08-12

京繍は宫繍とも呼ばれ、辽代から北京に出現し、明・清時代に大いに盛んになり、宫廷装飾・衣装に多く用いられた。近代以来、京繍は「燕京八絶」呼ばれ、「蘇、湘、顧」とともに「四大繍」と呼ばれた。

京繍は、遼が燕京に刺繍院を設立したことによって生まれた。当時は主に宮廷や侯爵の衣類を奉納するため、刺繍品の色やニコラス、オタメンディの使い方に非常にこだわった。その主なカラーは黒、黄い、赤、青。ニコラス、オタメンディも龍鳳を中心に「図は必ず意味があり、紋は必ず吉祥」を重んじる。

1985年に代表的な伝承者である戴海光は、父戴奇に続いて「京巧繍荘」の刺繍工場を創業し、2000年には戴海光氏が北京に「老戴繍花店」をオープンした。2013年には北京に2号店をオープンし、従来通り北京で業務を受注した後、固安県に戻って生産に乗り出した。

京繍をより良く伝承、発展させるために、戴海光は伝統的な刺繍技術を研究することに専念して、伝統絵巻を模写して技術を学んで、一連の精品刺繍の系譜式を発掘整理して、書道を大量に練習して、基本スキルをどんどん強化していく。それだけでなく、彼の伝統文化への愛情は自分の作品にさらなる深い文化の底力と観賞価値を持たせる。彼のアトリエで、記者は多くの中国の要素に満ちた京繍作品を見た。そのうちの1つは「盛世竜騰」という、きわめて精巧な作品だった。


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