北京民生現代美術館、敦煌研究院が共同主催する「文明の印――敦煌芸術大展」が8月30日から北京で始まる。展覧会は「古典敦煌芸術」で千年の石窟芸術の不朽な神韻を再現し、「蔵経洞専題」で展示される。「1940年以来の敦煌芸術の手法と精神」で敦煌芸術のリアルな活力を表現する。

これまでで最大規模の敦煌芸術テーマ展覧会として、「文明の印である敦煌芸術大展」は展示構成、展示品数ともに新たな突破を果たした。文化財、臨本、近代美術と現代美術家創作計約280点を展示し、そのうち、複製洞窟8つ、文化財壁画臨本、彩塑臨品など約202点を展示する。常書鴻、董希文、孫宗慰など、37人の芸術家の作品約70点を初めて体系的に展示する。学界と公共のために構造が多元的で内容が豊富で古今をそろえた芸術大展を目指す。
敦煌は古くから「華戎所交一都会」であり、中西文化交流の主要な通路でもあった。さまざまな民族とさまざまな文化が敦煌で交わり、交流し、融合し、多彩で重厚な敦煌文化を形成した。「文明の印である敦煌芸術大展」では、壮大な敦煌芸術の美しさを間近で鑑賞するとともに、視覚、聴覚、嗅覚など多様な知覚が一体となった豊かな体験ももたらされる。展示期間中、美術館ではテーマフォーラム、学術講演、子ども向けイベントなど、多様な公教育プログラムが開かれる。



