このほど、無糖飲料「元気森林」ブランドの「燃茶」シリーズが全面アップグレードし、これまで入っていた砂糖代用品のエリスリトールが原材料から除去され、甘みのない無糖茶に生まれ変わった。「揚子晩報」が伝えた。
スーパーを取材したところ、今の無糖茶ブランドには、ミネラルウォーターメーカーの農夫山泉傘下の「東方樹葉」シリーズをはじめ、サントリー、淳茶舎、茶里王などがあることがわかった。
またお茶ドリンクチェーンの奈雪の茶もこのほど、直営店で糖質ゼロの天然の砂糖代用品の羅漢果を既存のお茶ドリンクとペットボトル入りフルーツティーに全面的に使用して、甘みのある商品を提供することを明らかにした。
今では、糖質ゼロの茶飲料を選ぶ若者が増え続けている。ソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」で「カロリー・糖質ゼロのミルクティ」を検索すると、5千件を超えるノートがヒットする。異なるブランドの低糖・低カロリーのおすすめ飲料を紹介する人もいる。糖質ゼロの登場は、健康な食生活を志向する消費者のニーズを満たしている。
業界関係者は、「新しいスタイルのお茶飲料は商品の競争で『茶葉の競争』、『トッピングのフルーツの競争』、『乳製品の競争』の段階を前後して経ており、今は『糖質の競争』に突入している」との見方を示す。
中国のデータサービス機関の零点有数が発表した「2022年中国無糖茶飲料産業インサイト報告」によると、無糖茶飲料産業は成長段階に入っており、無糖茶飲料市場の規模は2014年の6億元(1元は約19.2円)から2020年の48億5千万元に増加し、複合年間成長率は40%を超えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月5日