羊大爷しゃぶしゃぶ 本場の老北京しゃぶしゃぶ

2023-01-06

中国の北方、特に北京では、冬になると羊肉のしゃぶしゃぶが欠かせないものとなります。寒い冬に親戚や友達と一緒に、湯気の立つしゃぶしゃぶを食べている様子は暖かくて心地よいですね。

今回は最近、北京ではとても人気の店「羊大爺(羊おじさん)しゃぶしゃぶ」に来ました。店に入ると、七宝焼や京劇の帽子などがあり、北京の香りを漂わせています。それに加えて味もとてもおいしかったです。

ネット上では、「羊大爺」の評価はとても高いです。店長は63歳の「蔡さん」というおじさん。蔡さんは「しゃぶしゃぶオタク」で、30歳まで映画やテレビをやっていましたが、30代で料理界に転職したそうです。1993年、蔡おじさんは北京市でしゃぶしゃぶの店をオープン。お店は30平方メートル、全部で6つのテーブルがあり、「羊大爺しゃぶしゃぶ」と名付けられました。

しゃぶしゃぶ店で最も重要なのはもちろん肉です。ここの肉は羊の後ろ脚、前脚、上脳、通背、腱、羊のステーキなど10余りの部位を厳密に分けて、しゃぶしゃぶに最適な部分を取り出し、切り分けます。肉の薄さにもこだわりがあって、たれも秘蔵のものだそうです。

店で一番人気のメニューは「大宝剣」です。剣を模して作られたお皿の長さは1メートルで、羊肉がずらりと並んでいます。この肉はいくら煮ても固くならず、そして羊の臭みもぜんぜんないため、目玉商品としてよく売れているそうです。

そして、ここの注文は特別なコインで行います。

注文したいものに対応するコインを皿において、計算します。飲み物のコーナーでは多くの日本のビールを発見~

食べること以外で一番感じたのは、他のしゃぶしゃぶ店とは環境が大きく違うということです。壁に掛けられた京劇役者の被り物は、北京らしさを演出しています。

最も魅力的なのはしゃぶしゃぶ用の鍋。すべて七宝焼の材質を使っていて、鍋の端や鍋の輪まで七宝焼で覆われ、炎などを隠しています。これらの要素や細部はすべてに「老北京」の雰囲気を漂わせます。

皆さん、もしチャンスがあったら、ぜひ行って、楽しんでみてください。

店:北京羊大爺しゃぶしゃぶ(動物園店)

場所:北京市西城区西直門外大街丙141号

営業時間:11:00-22:00

中国国際放送

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