北京副都心では、複数の交通プロジェクトの建設が急がれている。うち、ユニバーサル・スタジオ・北総合交通ハブと通馬路総合交通ハブはこのほど全面的な着工再開を迎え、2024年年末には2つのハブが使用できる見通しだ。なお、特に言及するのは、この2つのハブはいずれも総合開発方式を採用しており、地下鉄やバスの乗り継ぎなどの交通機能のほか、ハブの上には5つ星ホテル、商業施設、庭園が建設され、ユニバーサル・リゾートと周辺住宅地の重要な交通流通センターになると同時に、周辺のビジネス形態を効果的に増やすこともできる。
ユニバーサル・スタジオ・北総合交通ハブはユニバーサル・北京・リゾートの北側に位置し、地下鉄7号線群芳駅の近くにあり、総敷地面積は約2.2万平方メートル、総建築面積は約8.5万平方メートル、建物の高さは約24メートル(局部は45メートル)だ。同プロジェクトは総合交通ハブとして計画されており、5~6本のバス路線、地下鉄7号線および一般向けの駐車場が含まれている。
イメージ図によると、同ハブの全体的な外観と正面外観が従来の交通ハブ施設とは異なり、より美しく、それ自体も都市景観の基準に沿って作られている。紹介によると、ハブ上部には5つ星ホテルと商業施設が建設されるほか、庭園風景も整え、都市のあらゆる方向へ伸ばし、緑豊かで開放的な都市街区の公共スペースとして作り上げる。
ユニバーサル・スタジオ・北総合交通ハブは自家用車と公共交通の乗り換え機能も備えており、より多くの市民がマイカーから線路交通に乗り換える方式で、公共交通を利用して移動することをサポートする。ハブ内には一般向けの駐車スペースが設けられ、地下鉄7号線群芳駅との乗り換えが可能で、市民の乗り換えおよびラッシュ時乗客の緊急駐車の需要に対応することができる。
施工側によると、ユニバーサル・スタジオ・北総合交通ハブでは現在、「土護降(土石の掘削・埋戻し、排水、支保などの作業を含む)」工事がほぼ完了し、コンクリートクッション、基礎防水工事が全面的に展開されており、その他の基礎工事も進められている。現在までに300人余りが作業を進めており、予定では2023年10月に主体構造を完成させ、年末から内装工事、カーテンウォール、機電工事を開始し、2024年年末に竣工・検収を行う予定だ。
北京市の副都心として建設中のもう一つの交通ハブである通馬路総合交通ハブも全面的な着工再開を迎えた。立地から見ると、通馬路総合交通ハブはユニバーサル・スタジオ・北総合交通ハブの西側から3キロ離れたところに位置し、地下鉄2駅ほどの距離を離れている。距離は遠くないが、2つのハブの機能において多少異なる部分がある。ユニバーサル・スタジオ・北の総合交通ハブは観光需要に偏っているが、通馬路総合交通ハブは複数の住宅集積地に隣接しているため、都市部の通勤ニーズに応える傾向がある。
通馬路総合交通ハブは副都心文化観光区の西北角に位置し、地下鉄7号線万盛西駅の近くにあり、総敷地面積は約5.6ヘクタール、総建築面積は約17.62万平方メートルで、建物の制限高さは36メートル(局部は45メートル)である。
同ハブの上には同じくホテルや商店街が建設される予定だ。プロジェクトが完成・運営されれば、軌道交通、地上バス、タクシー、自動車、自転車など様々な交通手段を一体化した乗り換え機能を担うことができる。同時に、一体化・総合開発することによって、クリエイティブ小売、アートスペースなどのシーンに溶け込む。
現在、通馬路総合交通ハブプロジェクトの「土護降」工事はほぼ完了し、A区とC区の本館エリア内のいかだ基礎の工事もすべて完了している。予定では2023年9月30日に主体構造を完了させ、年末に内装工事を開始し、2024年年末に竣工・検収する予定だ。
現在2つのハブでは地下構造の施工段階を進めており、およそ2024年年末に引き渡し条件に満たせる見通しだ。
市民が最も期待する付帯施設として、北京副都心の交通関連施設の建設は順調に進んでおり、中でも最も重要なのは総合交通ハブで、北京副都心駅のような超大型ハブのほか、一部の区画ではユニバーサル・スタジオ・北総合交通ハブ、通馬路総合交通ハブなどの中小型のハブも建設中だ。これらの基礎建設が相次いで建設され、運用が開始されることで、北京副都心の未来設計図は現実へとなっていく。
(情報提供:新京報)