北京にある日本料理の老舗「蔵善」

北京の日本大使館近くにあるグルメ街「好運街（ラッキーストリート）」には、イタリア料理、インド料理、韓国料理、スペイン料理、焼き肉店など、国際色豊かなレストランが立ち並びます。今回、Aちゃんがオススメする「蔵善和食居酒屋」は、その真ん中に位置しています。

細長い階段を降りていくと、左右の壁にはポスターや赤いちょうちんがいっぱい……地下に着くと、話題の日本ドラマのテーマソングが耳に入ってきました。ドアを開けるとすぐに、中国人の店員さんが「いらっしゃいませ」と流暢な日本語で出迎えてくれます。内装も日本の雰囲気にあふれていて、東京のお店にでもワープしたのかと、勘違いしてしまいそうです。

ここ「蔵善和食居酒屋」は、北京で17年続く老舗の日本料理店。カウンターの中では、小林金二総料理長が忙しそうにしています。小林さんは、日本料理の伝統を守りながら、中国人の口に合わせることを研究し続けています。一番のこだわりは、「北京にいながらおいしい日本料理を食べてもらうこと」と「お客様の健康を第一に考えること」なのだそうです。そのこだわりは食事客にもしっかり伝わっているようで、10年以上通う常連さんも少なくありません。