春にお茶を飲んで、ともに無形文化財を味わう

2023-04-18

呉裕泰茶荘(北新橋総店)

1887年、安徽歙県の商人呉錫卿がお茶をもって北京へ行って、扁額を掲げて開業し、呉裕泰がこのように北京で落着き、この後の北京人の味覚記憶となった。

当時の茶荘から今まで発展して、呉裕泰はすでに136年の歴史を持っている。2011年、そのコア技芸呉裕泰ジャスミン茶製作技芸は国家レベル無形文化財リストに登録された。2022年11月29日、「中国伝統製茶技芸及び関係する習慣」がユネスコ人類無形文化財代表リストに登録され、呉裕泰ジャスミン茶製作技芸も登録された。

茶素材の製作、花源の選択、生花の養護、香り制スペル、通花放熱、起花、焙煎、均堆箱詰め、裕泰密配など九つのプロセスを経て作り上げた呉裕泰ジャスミン茶は香りが濃厚で、「店の看板」と行っても過言ではない。

呉裕泰北新橋本店は売り場空間の快適性を保つ同時に、文化展示エリア、中庭ギフトコーナー、有機茶展示エリア、高級茶具展示エリア、お茶の飲み物レジャーエリアなど六つの展示エリアにわけられて、位置づけがはっきりして、空間がよく調和されている。

ここでは、百種余りのお茶、茶具、茶のデリバティブ商品などが含まれるほかに、口コミ製品お茶味のアイスクリームと様々なお茶の飲み物、お菓子なども増加し、レジャーエリアの壁には文字と写真の形式でお茶の製作プロセスを紹介し、ここでお茶を飲みながらおしゃべりができ、茶文化の魅力を深く感じることができる。

住所:北京市東城区東四北大街44号

張一元(本店)

今回選ばれた「中国伝統製茶技芸と関係する習慣」はわが国これまで登録した人類無形文化財プロジェクトのうち、「マスの最大」であり、北京のもう一つの老舗張一元のジャスミン茶の製作技芸も同様に登録された。

時間の経つとともに、張一元お茶本店はすでに100年余りにわたって、そびえたって、「張一元」は人名であると考える人がいるが、実際には茶荘のブランドの名前であり、「一元復始・万象更新」の意味をとっている。長年にわたって、張一元本店へお茶を買って、カウンターから漂ってきたジャスミンの香りを嗅ぐことはすでに北京のお茶を買う人たちの儀式感となった。

張一元ジャスミン茶はグリーンティーとジャスミンの花が何回もの製作を経て作り上げたもので、スープが澄んでいて味が濃くて、後味が際立ち、その製作技芸は多くのプロセスからなり、主に生葉摘採(採茶=ツァイチャー)、

釜炒り(殺青=シャーチン)、冷却、乾燥、整形、冷却などが含まれる。2008年、張一元ジャスミン茶製作技芸は国家無形文化財代表リストに選ばれた。

1925年、張一元の創設者は福建省で茶場を開き、北方人の口に合うために、自分でジャスミン茶を作り上げて、これも張一元ジャスミン茶の記載のある最初の完成品でもある。

お茶の後ろには、「茶人」の黙々とした努力であり、この本番の北京の味は幾世代の思い出をキャリアし、北京の賑やかな雰囲気に伴って、この人間の花火を時代の記憶に刻み込んだ。

住所:北京市西城区大柵栏街22号

来今雨軒

中山公園の西側に位置する来今雨軒はかつて民国時期の名士の社交の場所であった。

中国共産党の北京における初期の革命活動の古跡の一つで、1920年代から1930年代にかけて、李大蔵、毛沢東、鄧中夏に代表される先進知識人が多く集まり、青年会、文芸研究会の活動に参加し、マルクス主義の普及に努めました。

『魯迅日記』の記載によると、魯迅先生は60回以上も来今雨軒に来たこともあり、有名な冬野菜の饅頭を食べた以外に、ここでお茶を飲んだり、本を読んだり、小説を翻訳したりした。同じように、氷心、葉聖陶、李大釗、高君宇、周恩来などの名人もここへ来たことがある。あまり知られていないが、張恨水の『聲笑因縁』も来今雨軒と縁が深い。

老舎茶館

「老舎茶館」は北京の伝統文化を味わうのに最適な場所の一つである茶館。著名な作家・老舎の戯曲『茶館』は、形を変え何十年にもわたって上演し続けてきたが、いまだにその人気は衰えず、昔の北京の伝統文化を集約しているといわれている。

この戯曲にちなんで作られた「老舎茶館」は、中国の茶道や民族芸術を紹介する場として内外にその名が知られ、米国のブッシュ元大統領や日本の海布俊樹元首相、タイのマハ―・ チャクリ・シリントーン王女も訪れたことがある。

明清時代の調度品、天井からぶら下がっている宮廷で使われた専用の提灯、竜井茶やウーロン茶などの銘茶の名前が刻まれた小さな木の札、壁に飾られた書画などを見ていると、まるで北京の民俗博物館のようだ。

老舎茶館」の最大の特徴は、お茶を味わいながら中国の伝統芸術を楽しむことができる点。1988年に営業が始まって以来、漫才の馬三立や現代劇の名俳優・于是之、京韻大鼓(曲芸の一つ)の駱玉笙などもここで公演を行っており、今でも毎日、「北京琴書(曲芸の一種)」や「京韻大鼓」、「単弦(三味線の一種)」「河南墜子(河南省の曲芸)」などの伝統的な演目が上演されている。

また伝承が途絶えそうな、口の中でロウソクを燃やしながら歌う「含灯大鼓」や、2人の芸人のうち1人がその後ろに隠れて声を出す「双簧」など、珍しい民間芸術もこの場所で観賞でき、観客も琴の演奏や将棋、書道や水墨画、京劇などを体験することができる。

明慧茶院

明慧茶院は北京西山大覚寺の中に位置している。明慧とは明達、知恵の意味である。明慧茶院は1997年に創設しており、明志軒、明思軒、和慧閣、敬慧閣、清慧閣、達慧閣など六つの独立した茶室からなって、全体構造は南と北の二つの庭園に分けられて、対称構造を見せている。

ここに、春がモクレンがあり、夏に木々が茂って、山の風は非常に涼しい。秋には黄色いイチョウ、小川のせせらぎがあり、冬には古木があり、禅意が悠遠して、景色を見ながらお茶を味わうもってこいの場所である。

注意事項:今年三月の気温が例年より高いため、及び雨の影響で、大寺古モクレンの見頃はすでに過ぎた。モクレンの花が散り、クローブが見頃で、春に大覚寺へ景色を見ながらお茶を楽しむのもよい選択である。

住所:北京市海海淀区蘇家坨鎮大覚寺

北京旅游网翻译

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