中国中央電視台本部ビルは、北京の商業中心地区（CBD）に位置する東三輪中路32号にあり、北京国貿ビルに近接しています。2007年、米タイム誌によって、2007年の世界の10大建築の1つに選ばれました。また、2013年には、世界の高層都市建築学会から「2013年度グローバルベストタワー建築賞」を受賞しました。キャンパスは、南西側に中央テレビ局本部ビル（メインビル）、北西側にテレビ文化センター（北配楼）、東北角にエネルギーサービスセンターがあり、計3つの建物から成ります。

中央テレビ局本部ビルの敷地面積は18.7万平方メートルで、総建築面積は約55万平方メートルであり、メインビルの2つのタワーは内側に6度傾斜しており、163メートル以上の高さで「L」字形のはり出し構造で連結されています。建物の外観は、強烈な不規則な幾何学的パターンから構成されたガラスカーテンウォールで、独特の形状、新しい構造、高度な技術含有量を持ち、国内外で「高い、難しい、精密な、先端的な」大規模プロジェクトに属しています。

建物の外観は、ガラスカーテンウォールと菱形の鋼構造グリッドで構成されており、菱形のグリッドは均等に分割されているわけではなく、密度の違いがありますが、適当に分割されたわけではありません。構造が弱い場所では、菱形の単位サイズは小さく密集しており、構造が比較的安定している場所では、単位グリッドの密度は比較的まばらになります。