北京市は30日、今年になって最大規模の豪雨に見舞われました。北京市気象台によると、29日午後8時から30日午後8時にかけての北京地区の全市平均降雨量は109.3ミリで、都市部の平均降雨量は122.7ミリに達したとのことです。
北京市気象台は続けて、地域別の大雨の赤色警報を発表しました。7月31日午前10時から8月1日午前8時にかけて、北京市の門頭溝区や延慶区、昌平区、房山区、海淀区、豊台区、石景山区、懐柔区、密雲区の一部では降水量100~150ミリの大雨が見込まれ、一部地域では250ミリの豪雨になる見込みです。北京市水文総ステーションは31日午前11時に、洪水の赤色警報を出しました。房山区大石河流域の漫水河では洪水が発生しました。
7月31日正午ごろには市民が北京西郊外にある永定河大橋付近で、プレハブ住宅が川に流されていくのを目撃しました。

永定河大橋の下を流されていくプレハブ住宅
また、雨の影響で北京の首都空港の発着便に遅延や欠航が出ました。計40便が欠航したとのことです。
なお、安全確保のために北京市内の観光地や郊外の民宿はすべて閉鎖されました。(藍、鈴木)



