「京・粋」シリーズのショート動画は北京市文化・観光局が2021年から打ち出した国際発信ブランドプロジェクトだ。動画は「文化コンテンツ+観光シーン」の革新性で国際発信の視覚表現方式を構築し、海外の人々が動画の中で北京の最も美しい景色と最も美しい芸術に出会い、「目の届くところ、心のあこがれ」を感じることができるようにした。「京・粋」シリーズのショート動画第1シーズンは9回の動画を公開し、国内外の視聴者から好評を得て、国内外のメディアで1千万回近い再生回数を収めた。2022年には、『京粋・美輪美奂の新首鋼』が第2回全国観光公益広告優秀作品テレビ部門作品3部門賞を受賞した。「京粋」は2023年、中国観光研究院が選ぶ芸術と観光の融合の10大経典事例に選ばれた。動画が北京市文化・観光局の海外ソーシャルメディア公式アカウント「北京文旅」(Visit Beijing)で放送されると、海外の人々から「北京は願い事リストに入れなければならない」との声が上がった。2023年9月、『京・粋』シリーズのショート動画が正式にシーズン2を開始した。第1弾の『法海寺』は、北京石景山区模式口地区にある法海寺で撮影された。明正統4年(1439年)に建設され、五百年以上の歴史を持つ。境内の大雄宝殿には明代の巨大壁画が完全に保存されており、面積は236.7平方メートルで、仏衆菩薩、二十諸天、飛天仙女、動物花卉、山水祥雲などが描かれている。法海寺の壁画は宮廷絵師が手がけたもので、中国明代の壁画の中で最もよい壁画であり、敦煌や永楽宮の壁画と比べてもそれぞれ異なっており、その精美さと芸術的価値はヨーロッパのルネサンス期の壁画に匹敵する。今回の動画は、「箏壇の聖手」と呼ばれる琴奏者の王中山に耳を傾けさせていただき、旋律が優雅で味わいのある琴の名曲「高山水流」をお届けします。トラック情報 『高山流水』 琴奏者:王中山