2023年中秋節・国慶節が重なる期間中、北京市内の博物館は常設展示に加えて、中秋節・国慶節を巡る126項目の各種展覧会やイベントを実施している。内訳は展覧会が40項目、イベントが86項目で、内容は文化、科学技術、歴史、芸術など多岐にわたる。
中秋節・国慶節期間中、一部の人気博物館では「オンライン博物館」コースが用意されている。故宮博物院は「故宮展覧会」「紫禁城365」「パノラマ故宮」「デジタル文化財データベース」などのデジタル製品を公開している。国家博物館のブランディングコラム「国博邀您云看展」(国家博物館オンライン展覧会への招待)には、160以上の特設ページ、81のバーチャル展示室、130以上のショートビデオなどの良質なコンテンツが収められている。国家自然博物館は3Dパノラマビューとパノラマ画像技術を通じて「オンライン自然」バーチャル展示室を公開している。首都博物館は「首都博物館デジタル出版」プロジェクトを立ち上げ、観覧者は「首都博物館」アプリを通じて、首都博物館が出版した厳選図書、高精度で3Dスキャンされた館蔵品を鑑賞できる。
故宮博物院、中国国家博物館、中国人民革命軍事博物館など一部の人気博物館を除く北京市内の多数の博物館ではこのほど、見学予約制が廃止され、観覧者は予約なしで博物館のチケット売り場でチケットを購入するか、直接入館することが可能になったほか、事前にオンラインでチケットを購入することもできる。また、予約制を継続させる各博物館について、チケットが予約しずらいという問題を解決するため、受付時間が毎日8時から22時までの時間帯に調整された。
観覧者の夜間観覧ニーズに応えるため、中秋節・国慶節期間中、一部の博物館では開館時間延長サービスを実施する。中華世紀壇世界芸術館は10月1日から5日にかけて毎日夜間公演を実施し、清華大学芸術博物館、大鐘寺古鐘博物館、北京大覚寺および団城管理処(団城演武庁)、徐悲鴻記念館などの博物館も夜間イベントを開催する。興味のある方は事前に申し込んで、博物館ナイトツアーを楽しんでみてはいかがだろうか。
情報提供:北京日報アプリ