2000年に「明显陵」「清東陵」「清西陵」、2003年に「明孝陵」「明十三陵」、2004年に明・清の王墓の延長として「盛京三陵（福陵・昭陵・永陵）」が世界遺産に登録されています。

明十三陵は、北京から50キロほど離れた天寿山の麓にあります。周囲を山に囲まれ、中央には平野が広がり、墳墓の前には小さな川が曲がりくねっています。十三の皇帝陵は東、西、北の山麓に建てられ、完全で大規模な荘厳な陵墓群を形成しています。明代の魔術師によると、ここは「風水」上、優れた「吉祥地」であったため、明代は皇陵の「長寿地」として選んだのです。

陵墓は1409年、今から300〜600年以上前に建てられました。面積は40平方キロメートルで、中国および世界に現存する最大の皇帝陵墓群の一つです。1409年の長陵の建設から、清朝順治年間初期の思陵の建設まで、200年以上の間に13の皇帝陵が次々と建設され、13人の皇帝、23人の王妃、10人の妃が葬られています。

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