上海にはコーヒーが好きな人が多くいます。毎日コーヒーを2杯ぐらい飲む人も少なくありません。今週、1杯6200元(約12万9000円)のコーヒーが上海に現れ、ネット上で話題になりました。
あるネットユーザーは、「じっくり見たが、日本円ではなく、韓国ウォンでもない。正真正銘の人民元6200元」とメッセージを送りました。
上海市茂名北路にあるこの話題のカフェのメニューを見てみると、一般的なコーヒーの値段は他の店とほぼ同じです。
コーヒー1ポットの値段は豆の産地によって88元(約1800円)から688元(約1万4300円)までとかなり違ってきます。最も注目を集めるのが品評会・BOP(ベスト・オブ・パナマ)でウォッシュド(水洗式精製方法)ゲイシャの1位を獲得したカルメン農園生産のもので、1杯6200元の値段が付けられています。
店員によれば、これまで購入した客はいませんが、高い価格でネットユーザーの注目を集めています。あるネットユーザーは、「値段だけでも十分な覚醒効果がある」と感想を話しました。また、コーヒー豆に詳しいネットユーザーから、毎年BOPはゲイシャウォッシュド部門の審査と落札をおこない、値段の高さの原因はコーヒー豆の落札にあるとの情報が分かりました。
上海だけでなく、これに先立って、東部の浙江省杭州市では1杯4988元(約10万3800円)のコーヒーが注目を浴びたことがあります。当時、そのカフェの管理者は、BOP2023ゲイシャウォッシュド部門で1位を獲得した豆(1キロで1万ドル)を使うので高いと説明しました。当時、そのコーヒーは発売から1週間のうちに、一部が予約されました。管理者によれば、高価なコーヒーはただの話題作りではなく、他の種類のコーヒーの販売を促進できたということです。(殷、野谷)