1998年、天壇は世界文化遺産リストに登録された。天壇は北京の南端に位置しており、明清の皇帝が毎年天を祭って、五穀の豊作を祈る場所である。天壇のきちんとした建築配置、奇妙な建築構造、優雅な建築装飾は国内外に絶大な名声を博している。

天壇の敷地面積は273ヘクタールで、内外の二つの壇に分けられて、内壇は圜丘、祈谷壇の二つ部分からなり、外壇は林区であり、広い範囲で木を植え、古松3500本がある。天壇の代表的な建築は主に祈年殿、圜丘、皇穹宇、斎宮、神楽署、犠牲所などがある。

南にある圜丘壇は「祭天」（天に対する祭祀）を行い、圜丘、皇穹宇などがあり、北にある祈谷壇は「祈谷」（豊作の祈願）を行い、祈年殿、皇乾殿、祈年門などがあり、南北の間に壁が隔てられている。

毎週金曜日と土曜日の夜、天壇公園の600年余りの祈年殿と周辺の建築物がライトアップされ、遠くから見ると天上の宮廷のように美しい。

天壇公園は天壇の特色文化的内包を発揚することを狙いとして、新しい文化クリエイティブ空間「天壇拾光」を打ち出し、2022年12月、天壇公園「天壇拾光」は「2022北京人気な観光スポット」に選ばれ、「天壇福飲」「天壇福宴」に次ぎ、もう一つの天壇文化を味わうためにもってこい場所となった。

天壇公園のシンボル的建造物である祈年殿の前では、観光客が「祈福アイスクリーム」を手に、祈年殿と写真撮影をする姿が、モーメンツの新しい流行となっている。

天壇公園の祈年殿をかたどった祈福アイスクリームには、イチゴ、マンゴー、抹茶、チョコレートの4種類の味があるという。食べ歩きをしながら、古い王立庭園の中で古今が融合した独特の魅力を感じることができる。

住所：北京市東城区天壇内東里7号