「タクシーが支払えないではなく、シティライド（Cityride）の方が費用対効果が高いのだ！」。 この言葉はSNS上で多くのネットユーザーの共感を呼んだ。シティウォークが散歩しながら街を散策するものなら、シティライドは自転車で街を旅するロマンチックなデートだ。シティウォークもシティライドも、人々が都市生活に戻り、より深いレベルで都市と交流するための方法なのだ。

春を迎えた北京では、気温の上昇とともにシティライドへの熱気も高まり、街路樹や路地、桃の赤色や柳の緑色が鮮やかな風景となり、自転車を走らせる人が増えている。以下は、シティライドのおすすめコースを4つご紹介します!

首都で夕日を眺める

そよ風が吹く暖かな春の日に、夕日を見逃すことはないだろう。このルートでは、北京の魅力と風情を体験し、走りながら視覚の饗宴を楽しむことができる。

途中、雍和宮近くの呉裕泰で甘い花茶を味わい、冷たくておいしいアイスクリームを食べて一休みしてはいかがだろう。国子監街では、古い建物と荘厳な雰囲気が、本の音が響く古代の学堂に戻ったような気分にさせてくれる。そして、北京の古い湖であり、老北京で最も風情のある場所のひとつである什刹海へ。夕暮れの湖畔に佇み、徐々に沈んでいく夕日と揺らめく湖面を眺めれば、一日の疲れも吹き飛び、この上ない静寂と安らぎを味わうことができる。

サイクリングコース:天壇公園-東四南大街-雍和宮-鼓楼-什刹海日没(時間約50分)。

胡同にある旧居を巡る

胡同は、繁華街の真ん中で静寂を楽しむのに良い場所である。道中、繁華街の喧騒や人気店の喧騒は少なく、昔の北京の雰囲気をよりリアルに、胡同の中で古都の歴史と文化を感じることができる。

2024年3月27日、茅盾故居は新しい姿で再び公開された。1974年、茅盾先生は北京市東城区後円恩寺胡同十三番地に転居した。ここからサイクリングを続けると、北京大学のかつての文学院と数学学院があり、中国共産党発祥の地でもある北大紅楼を通り過ぎる。その向かいには百年の薬屋「長春堂」が経営する「順時而飲」の喫茶店がある。陳独秀の旧居、蔡元培の旧居はゆっくりと車輪の回転に従って目の前に現れ、歴史の教科書に載っている思い出が、この道を旅するあなたの脳裏によみがえるだろう。

サイクリングコース:茅盾旧居-中法大学旧跡-北大紅楼-休憩(向かいの茶室「順時而飲」)-皇城根遺跡公園-陳独秀旧居-老舎旧居-蔡元培旧居(時間約30分)

北京の中軸を走る

北京で中軸を走らずにどうする？ 北京で数多く活気ある商業エリアである鐘鼓楼文化広場は、北京のランドマーク的な文化遺産の魅力を探索するのに最適な場所だ！

北京の春色は古風な建物でゆっくりと展開され、日光とそよ風、桃の花と川の水はとても相性がいい！什刹海を走り、郭沫若の故居を通り過ぎてから故宮の角楼に到着したら、カフェの席に座り、健康的で爽やかな一杯のブラックコーヒーを飲むか、春を探し、花を楽しむために特色あるコーヒーを楽しむ。サイクリング中には優雅な園林式の南池子美術館、長安街の人民大会堂、正陽門外の老舎茶館、そして三里河公園などがある。選択的に立ち止まって春色と都市を楽しむことができる。

サイクリングコース:鐘鼓楼文化広場集合-什刹海-地安門-故宮角楼、カフェで一休み-南池子大街-長安街-人民大会堂-老舎茶館-正陽門-三里河(近くの三里河公園)-永定門-南のお堀(時間約63分)

古都の華やかさと現代の魅力が溶け合う北京

このサイクリング・ルートは、まるで時空を超えたリンクのように、北京の古代と現代、静けさと繁栄を巧みにつないでいる。太陽の光、そよ風、そしてちょうどいい快適さが、一瞬一瞬を楽しいものにしてくれる。

スタート地点の永定門公園には、大きな銀杏の木がたくさんあり、太陽の光を受けてすごくきれいだ。国家自然博物館を過ぎ、前門の通りを通り過ぎたところで、数世代にわたって北京市民とともに育ってきた張一元ジャスミン茶を味わってみてはいかがでしょうか。少し離れたところにある国潮カフェ「人民カフェ店」は、「中国人の体質により適したカフェ店」とネットユーザーの間で話題になっている。ぜひ一口飲んでみてください。途中、芸術的な雰囲気や古都の風景を目で感じることができる。10分ほどで景山公園から南鑼鼓巷に到着、北と南の人々がまだ賑やかに行き交い、街の熱い雰囲気を感じることができる。

サイクリングコース:永定門公園-国家自然博物館-前門大街-国家大劇院-中山公園-景山公園-南鑼鼓巷-鼓楼西大街(サイクリング時間約60分)