習近平総書記は「歴史文化街区をよく保護、利用し、現代化大都市建設の中で役割を果たさなければならない。」と指摘した。北京は3000年余りの都市建設歴史を持っており、800年余りの都の建設歴史があり、世界でも有名な歴史文化名城である。北京は複数の歴史文化街区があり、歴史の長い流れの中で紆余曲折絵を経て、「生きている歴史エリア」である。歴史文化街区は北京の古城脈絡を体現しただけではなく、さらに北京の輝かしくて、悠久な歴史文化も展示された。

「歴史文化は都市の魂であり、自分の命を愛するように都市の歴史文化遺産を保護しなければならない。」習近平総書記は何度もこのようなクラシックな論考を発表したことがある。北京の旧市街の中で最も完全に保全され、規模が最大の胡同街として、東四の三条から八条までの歴史文化街区には、はっきりとした歴史的文脈と四合院群があり、北京市の第1陣の歴史文化保護区となっている。2015年、住宅都市農村建設部と国家文物局が発表した第1陣30の中国歴史文化街区のうち、北京からは三つの街区が選ばれており、東四の三条から八条までの歴史文化街区もその一つだ。東四三条から八条までの歴史文化街を一緒に歩き、古い北京の郷愁を覚える。

東四胡同博物館

東四胡同博物館は初創集団と東城区政府の戦略的協力プロジェクトで、東四三~八条歴史文化街区の環境総合整備プロジェクトの最初のスタート地点で、伝統文化と現代文化が融合した総合型文化機構として位置づけられている。

東四胡同博物館庭園の敷地面積は1023平方メートルで、建築面積は717平方メートル、標準的な三進四合式建築クラスターで、1940年前後に建てられかつては東四交番の事務所だった。

博物館は胡同の歴史と文化を展示のテーマとして、中に入ると、無形文化財作品、民族の古い品物が多種多様であり、多元的な胡同文化と北京文化がその中に集め、昔の北京の生活風貌を真実に再現された。

胡同博物館は東四印象展示エリア、印象展示アリア、文化探訪展示アリア、文化交流応接間、歴史文化実物展示エリアなど五つの展示エリアに分けられて、「文化応接間」の形式で展示された。

庭園の中ではさらに渾天儀と二十八星宿球が設けられて、時間と空間を超えた絆で一進院と二進院をつないだ。三進院二十八星宿球の設立と渾天儀は未来の一本線となり、時間、空間、民族、文化を跨ぐ架け橋を架ける。 東四胡同博物館では、さまざまな文化展示や街道、コミュニティイベントも不定期に行われ、多くの市民や東四住民が訪れている。

崇礼旧宅

東四山条から八条までの歴史文化街区エリアの四合院、胡同、街は元代の巷の基礎の上に発展・形成されたもので、明清北京の重要な伝統街区である。その特徴は胡同が東西に面して、真っすぐで、南北は小さな巷とつながって、庭園の規模が比較的に大きくて、ほとんどは明清官僚の邸宅である。

東四六条の崇礼旧宅は国家級の文化財保護部門であり、その番地は63番と65番であり、北京四合院のクラシックな建築である。崇礼は清代光緒年間の大学士であり、皇室と姻族関係があるので、その邸宅建築が豪華であり、庭園の中では築山、あずまや、花園、渡り廊下、舞台、馬小屋などがあり、かつては「東城ベスト」と呼ばれた。抗日戦争時期、偽新民会の張燕卿会長によって購入され、張燕卿は清末の大学士張之洞の子息子である。

崇礼宅の東と西側は　それぞれ南板橋胡同と月光胡同がある。二つの胡同を散策すると、崇礼庭園の中の建築と樹木が見られる。東側では61号、57号院があり、庭のドアは非常に洗練され、レンガの彫刻も精巧で美しい。

すぐ隣は55号院で、ここは有名な「七君子」の一つで、愛国人士沙千里の旧宅であった。この庭園は晩清時期に建てられ、現在の庭はぼろぼろになっているが、当初の建築の美しいを隠すことができない。

育芳胡同

育芳胡同東四は北京古都の典型的な四合院のエリアであり、胡同が秩序よく並んで、四合院の比例が規制に適合し、それだけの北京の雰囲気がずっと残されている。ここの胡同、四合院は北京の独特な風景ラインとなった。

育芳胡同、清宣統の時は「班大人胡同」と呼ばれ、1965年に地名を整備する時育芳胡同と改称するようになった。

育芳胡同5号は北京市第一回歴史建築の一つである。この庭園は徐世昌旧居の一つであり、民国初期の建築であり、二進の庭園で南に位置して北を向けている。金柱のドアで、門脚、雀替なども完全に保存されている。

二階建ての建物の前に廊下を出し、逆さ吊り鴨居、明間のアーチ扉、木製階段などを残して、当時の建物は民国時代の西洋建築文化の伝播の影響を反映して、建築様式の洋風化の特色があって、比較的高い歴史文化的価値を体現している。