旅行シーズンを迎えた今、インバウンド観光も徐々にヒートアップしてきた。7月に中国がビザ免除措置国・地域の対象範囲を再び拡大したのにともない、各地のインバウンド市場では訪中外国人が急増した。
ある日の朝、江蘇省蘇州市にある蘇州園林の網師園は、海外からの団体旅行の第1弾を受け入れた。30数人からなるポーランドからの団体客で、ビザ免除措置の再拡大後に初めて中国に旅行にやって来たポーランドからの旅行客でもある。
蘇州は今年5月にインバウンド観光を促進するいくつかの措置を打ち出し、144時間以内ならビザなしで滞在できる政策を十分に活用して、蘇州に2日以上滞在する「トランジット旅行パック」を打ち出した。今年上半期(1-6月)、蘇州市全体で受け入れた1泊以上滞在のインバウンド客は、前年同期比110%増の延べ42万人に達した。
海外からの団体旅行のガイドをしている唐潤さんは、最近非常に忙しくなっている。インドネシアのジャカルタから直行便で重慶に来た31人の観光客は、唐さんのガイドの下で7泊8日の重慶の旅をスタートした。SNSに重慶の動画を上げたり、現地で立体的な「8D都市」の魅力を肌で感じたりして、一行は重慶の旅を大いに楽しんだという。
インドネシアからの観光客は、「初めて重慶に来た。重慶は動画プラットフォームですごく人気があり、特に公共交通がとても現代的だ」と話した。
重慶出入境検査所によると、今年上半期に重慶の空の出入境検査所では海外および香港・澳門(マカオ)・台湾地区からの便が、前年同期比2倍増の延べ7000便を超えた。税関によると、重慶江北国際空港の税関が監督管理を行った入境者は、同176.61%増の延べ38万5300人に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年7月11日