パリオリンピックが正式に幕を開けた。家で競技のライブ中継を見終わったら、北京で「フランスを巡る」旅に出てみてはいかがだろうか。これらの特徴的なスポットで、フランスのロマンチックな風景に出会い、追いかけることができる。

亮馬河

北京に来たら、亮馬河のほとりを散歩し、川沿いの微風を感じて、セーヌ川のロマンチックな雰囲気を味わってみてください。

夜になると、亮馬河はライトアップされ、きらびやかに輝く。

遊覧船に乗り、国内初の水上高精細裸眼3Dアート体験スペースを通り過ぎ、山海経の視点から、大運河や亮馬河の変遷を学ぶことができる。

遊覧船を終えたら、川沿いにある花と緑で飾られたレストランで、北京の色とりどりの夜景、優しい夜風と友人とのひとときを楽しんでリラックスするか、ブルーポートで異国情緒あふれる建物の間で各地の美食を堪能できる。ファッション、芸術、自然がここで交わり、リラクゼーション、観光、消費が絶えず融合する亮馬河は、何度訪れても新しい魅力を発見できる。

「最も美しい冬季オリンピックの街」紫色の花海

パリオリンピックの紫色の装飾が、多くの人にプロヴァンスの夏を思い起こさせる。その無限に広がる紫色のラベンダーと同じく、現在「最も美しい冬季オリンピックの街」にも紫色の花が咲いている。

夏の時期には、延慶区四海鎮の600ムーの花海が香りを漂わせる。微風に揺れるバーベナや醉蝶花 (セイヨウフウチョウソウ)が風にそよぎ、心を奪われる美しさだ。「最も美しい冬季オリンピックの街」は、四季折々の花海の香りをまとい、明るく陽気な雰囲気と共に自然の生気を見せてくれる。

9月になると、キバナコスモスも開花期に入り、花海はさらに香り豊かになり、燃えるような美しい花が四海鎮に魅力を添える。この時期に友人を誘って、延慶の四季花海で夏の「紫のロマンチック」を体感しよう。

張裕愛斐堡ワイナリー

フランスは世界最大のワイン生産国であり、ワイン文化はフランス文化に深く根付いている。北緯40.5度のワイン「ゴールデンゾーン」に位置する北京市密雲区の張裕愛斐堡も、ワイン文化を体験する絶好の場所である。

張裕愛斐堡ワイナリーは、フランス風の庭園と多くのヨーロッパ風の建物で構成されたフランス風情のある小さな町である。ワインテーマのレストランではワイン文化を体験でき、フランスの小さな町をモデルにしたヨーロッパ風の町を散策することもできる。ここに来れば、北京にいながらにして異国情緒あふれる旅を楽しむことができる。

小さな町を散策したり、美酒を味わったりするだけでなく、張裕愛斐堡で葡萄を摘むこともできる。愛斐堡の生食用ブドウは8月初旬に摘み取れる。

摘み取り期間：8月8日—10月7日

十数種類の珍しいブドウが次々と熟し、愛斐堡ブドウ摘み取り祭りが幕を開ける。その際には開幕式があり、毎週末に様々なテーマのイベント、ゲーム、素晴らしいパフォーマンスが体験できる。

北京世界公園

北京世界公園には、エッフェル塔や凱旋門など、100以上の世界的に有名な建築物のミニチュアがあり、縮尺して再現されている。建築ファンや文化探求者は、ここで自分の楽しみと収穫を見つけることができる。

この夏、北京世界公園は「打鉄花と火壷」パフォーマンスという無形文化財の視覚盛宴を皆さんにお届けする。夜空に火花と煙が交錯し、舞い上がり、壮麗で感動的な絵が描かれる。

公演日程：7月19日～8月31日

公演時間：毎週金曜日から日曜日の20:00～21:00

公演場所：北京世界公園水舞台

無形文化財のイベントの他にも、7月19日～8月31日の期間中、北京世界公園では多くの素晴らしく楽しい公演が行われる。

フランス文化センター

フランス文化センターは繁華な三里屯エリアに位置し、図書館、展示センター、カフェレストランなど多様な機能を備えている。フランス文化センターの門をくぐると、建物のあちこちの壁に詩的で哲学的な文章が書かれている。

マルチメディア図書館には数万冊の中仏文の書籍が収蔵されており、文学、小説、漫画、旅行ガイド、フランス語学習などの本を借りることができる。また、子供向けの専用の読書スペースもある。隣の書店では、さまざまなフランス語の書籍や一部のフランス語の著作の中国語訳本をリモートで注文できる。

フランス文化センターの多機能ホールでは、定期的にフランス映画が上映され、映画ファンはここで光と影の盛宴を楽しみ、フランス映画芸術の魅力を感じることができる。一年を通してフランスや外国のアーティストの展示会も開催され、エレガントで楽しい体験ができる。ここでは、誰もがフランスの文学、映画、芸術、科学、言語の海に浸ることができる。

地球奇旅：中国初のステーション

中国とフランスのチームが共同で制作した「地球奇旅：感覚の旅・呼吸の共生」多次元感覚没入体験特別展が、最近北京で開幕した。この展覧会は新しい視点から世界を探求し、人と自然の関係を再構築することを目指している。

「地球奇旅」の全ての素材は、フランスのMardi8（マルディ-8）制作チームによって8K全景撮影で収められ、世界6か所で18か月にわたって撮影された。撮影場所は熱帯雨林、草原、北極圏など8つの生態系で、植物、動物、細菌、真菌などの種が含まれている。ユニークな感覚体験を通じて、新しい視点から世界を探求し、人と自然の関係を再構築することを目指している。今回の中国巡回展では、オリジナルの内容に基づいてシーンデザインの革新を行い、自然の中の没入型劇場を作り上げた。

展覧会期間：10月20日まで

展覧会場所：北京五棵松万達広場6階 可以芸術館

福楼フレンチレストラン

北京の第三使館地区の霄雲路に位置するこのフランスの「クラシック」ブランドのフレンチレストランは、北京朝陽区に20年以上も店を構えている。新鮮な牡蠣やジューシーなロブスターなど、独特のフレンチ体験を舌で味わうことができる。室内の豪華な内装に加え、フランス風のロマンチックな屋外芝生もあり、優雅なフレンチシャンソンに包まれた雰囲気が一層盛り上がる。

フレンチ・リヨンレストラン

レストランは朝陽区光華路44号に位置している。料理の提供ペースが良く、前菜とメインディッシュをゆっくり楽しむことができ、友人と静かにこの瞬間の美しさを堪能できる。レストランのロマンチックなフランス風の雰囲気は、一杯のワインを楽しみたくなるような魅力がある。