コースの見どころ：モスクワレストラン、五塔寺、紫竹院公園、紫御湾埠頭

北京展示館後湖は西城区北京展示館の北側に位置し、西は動物園の東門から東は北展水門の左岸に至る。首と尾は長河とつながっており、長河は真覚寺（五塔寺）、白頤路を経て紫竹院、万寿寺を経て西三環を流れ、車道溝付近で京密導水渠と合流して頤和園に直通している。

北京展覧館の後湖といえば、まず長い川について話さなければならない。長い川の全長は十キロ余りで、もともとは京城の導水河道で、西山麓から昆明湖を通り、海淀麦荘橋まで、紫竹院公園と北京動物園を通り、西直門から北堀に注入し、最後に積水潭に合流した。この河道は北魏時代にさかのぼることができ、麗道元の『水経注』にも記されている。後に乾隆帝の時代になると、玉泉山から昆明湖までの区間と西山から水を引く部分を重点的に改修した。乾隆から、嘉慶、道光、咸豊、同治、光緒など何人かの皇帝がこの王室水路を通り、慈禧の時になると、この水路をこの上なく偏愛していた。慈禧は毎年夏に町で仏陀を浴びる祭りを過ごすと、船に乗って頤和園に避暑に行く。紫禁城から西直門を出て、万寿寺に1日泊まり、翌日は船に乗って頤和園の楽寿堂埠頭に直行した。

王室寺院の五塔寺、また真覚寺と呼ばれて、長河の北岸に位置して、境内に1つの高さ7.7メートルの金剛の玉座台に、5つの石塔があり、五塔寺と呼ばれている。この5つの塔はいずれも唐代の密庇式石塔の造形スタイルを採用している。中庭全体は非常に小さく、この五塔宝寺を中心に、両側に墓石群が陳列され、展示室が一輪になっている。塔の前には樹齢数百年のイチョウの木が2本あり、夏は観光客に清涼をもたらし、秋になると黄金色に満ちている。現在、五塔寺は北京石刻芸術博物館として対外開放されており、独特な石刻芸術はここを国内外の文化結合の模範とした。

長川の遊覧船が出発した。北京展示館後湖の皇帝船埠頭から始まり、今ロイヤル水路を体験したいなら、北京紫竹院公園にある紫御湾遊覧船埠頭から出発することができる。ここは当時慈禧が船を交換して休んだ場所だ。遊覧船に乗り、紫竹院公園、万寿寺、麦鐘橋など北京の各観光スポットを経由する。壮大な古い建物を鑑賞することができ、両岸の柳の緑も桃の紅も鑑賞することができ、「長河観柳」の夢のような景色は人を夢中にさせる。

紫竹院公園もある。公園内には明代に建てられた寺院-福蔭紫竹院があることから名付けられた。600年近くの歴史があり、清代の行宮が保存されており、当時慈禧太後が船に乗って頤和園に行く途中の宿場埠頭でもあった。明万暦5年、慈聖皇太後は万寿寺を建設すると同時に、紫竹院を万寿寺の下院として建設した。清乾隆年間、ここに江南蘇州城外水郷を模して「蘆花渡」を建設し、明朝の寺院を再建し、「紫竹禅院」と名付け、禅院の西側に行宮、すなわち紫竹院行宮を建設した。光緒皇帝は「福蔭紫竹院」に改修され、紫竹院公園の名前がついた。

北京展覧館後湖から遠くないところには、北京動物園、北京プラネタリウム、北京古動物博物館など、レジャーな散策や見学に適した場所がある。