インターネット・エンターテインメント・サービス・プラットフォームを運営するマオヤン・エンターテインメント（猫眼娯楽）の最新データによりますと、中国国産アニメ映画『ナタ2（哪吒之魔童閙海）』の世界総興行収入は18日午後7時38分、123億1900万元（約2570億円）を突破し、『インサイド・ヘッド2』を超え、世界アニメ映画興行収入のトップに輝きました。

　今年1月29日に公開されて以来、『ナタ2』はその優れた制作、魅力的なストーリー、豊かな文化的内容で、国内外の観客から広く好評を博しています。国内市場ではトップを走り、興行収入が100億元（約2089億円）を突破した初の国産アニメ映画となり、世界単一市場の最高興行収入記録も更新しました。海外市場でも卓越した活躍を見せており、米国の多くの地域で上映回数が増え、海外興行収入も上昇を続けています。

『ナタ2』の成功は、その背後にいる中国人アニメ関係者4000人以上の努力のおかげです。全国のアニメ会社138社のエリートを結集し、中国のアニメ映画の産業化レベルが著しく向上したことを示しています。2400以上のショットのうち、特殊効果ショットが79％以上を占め、前作を大きく上回り、視聴者に衝撃的な視覚体験を与えました。このほか、映画に取り入れられた中国の伝統的な美食や文化要素なども、国内外の観客の共感を引き起こし、世界に中国文化の奥深さと魅力を知ってもらうことができました。今回の空前のヒットは、『ナタ2』の輝かしい成果であるだけでなく、中国のアニメ映画台頭の重要な象徴でもあります。世界のアニメ市場におけるハリウッドの長期的な独占を打破し、世界の映画史上トップ50にランクインしたアニメ映画の中で唯一のハリウッド以外の作品となりました。（非、榊原）